学校法人 南星学園 サイ・テク・カレッジ那覇
小さいころから色んな事に興味があった真栄田さん。そのため高校生の頃は、「将来、何になりたくて、どの道に進むか想像できなかった」と真栄田さん。進んだ道は、フリーターだった。アルバイトで貯金をし、趣味に没頭したり、県外に遊びに行ったり、色々なものを見る時間だった。そしてお店のディスプレイを見たり、部屋をコーディネートすることに夢中になり建築に興味を持ち、建築デザイン科への進学を決めた。当時、友人たちが進路を決定していく中、フリーターという道を選び、自分の進むべき道をゆっくり時間をかけて進むことができた。それは誰しもができるような簡単なことではない。そして入学後、初めての専門分野の授業は難しかった。しかし親身な先生方や一緒に学ぶ友人たちの支えもあり、楽しく学ぶことができた。しっかり吟味して進んだ道だからこそ、妥協することなく頑張ることができた。来年の4月からは住宅の建築会社への就職が決まっている。そこでは一級建築士の資格取得に向けて頑張りたいと意気込んでいる。やりたいことを決めきれず、納得できない進路を選ぶよりも、納得できるまで立ち止まる勇気も必要。その強さそのものが真栄田さんの魅力だ。「学校に頼らず、結果はすべて自分の行動次第」最後には力強いアドバイスを残してくれた。
「夏休みの間も、ボランティアで積極的に授業をしてくれた小禄先生には感謝しています」と真栄田さん。 難しい専門的な内容も、繰り返し丁寧に教えてくれたので、楽しみながら理解することができた。
プレゼントでもらった名前入りのペン。入学時から使っている製図版。課題で制作した住みたい家の模型。一級建築士を目指すにあたって支えとなる思い出の品々。
真栄田 明依
Mei Maeda
1999年生まれ。那覇高校卒業。サイ・テク・カレッジ那覇校 建築デザイン科2年。
せっかくだったら大きい建築物を建てたい。初めての一人暮らしを目前に、自身のアパートの間取りやインテリアにこだわった社会人生活に夢をふくらます。
Catch the dream 2019.10