【南部商業高等学校(女子硬式野球部)】沖縄初の女子硬式野球部がついに始動。目指すは高校野球の聖地・甲子園での全国制覇!

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沖縄の高校力 Dream INTERVIEW
南部商業高等学校 女子硬式野球部

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写真左下:仲宗根 莉麻さん 右下:冨永 萠乃さん

高校で野球を続けられる嬉しさ。そして、実感した全国との壁。

2021年4月、ついに始動した沖縄初となる女子硬式野球部。活動を始めてからおよそ半年の今、部員の2人に心境を聞いた。

沖縄で野球を続けられるなんて想像もしてなかった。

女子生徒が高校でも野球を続けるためには県外進学するしか方法がない、そんな考えを覆した沖縄県立南部商業高等学校での女子硬式野球部創部の一報。沖縄で野球をしていた女子中学生の間で大きな話題になったと話してくれたのは現在高校1年生の冨永萠乃さん。「小学生の頃から野球をしていたんですけど、高校生になったら野球は諦めようと思っていたので…。女子野球部ができるって聞いた時は驚きました」。創部前の入部体験会へ中学生の時に参加したのち、野球部へ入部するため進学した彼女。同じように野球部へ入部するために進学した1年生が11名、そして2年生が2名、計13名で活動をスタートさせた。放課後に走り込みなどのトレーニングを行い、休日には中学生の硬式チームや社会人チームとの練習試合を実施。週6日は練習しているという彼女たち。「きつい練習を部員全員で乗り越えながら、チームの団結力が増しているのを実感しています」とキャプテンを務める2年生の仲宗根莉麻さん。「高校1年生の時はほとんど体を動かしてなかったので、今の1年生より体力がなかったです(笑)。最初は練習についていくだけで苦労しました。でも、また野球ができて本当に嬉しいし、楽しいです!」と笑顔で話してくれた。

圧倒された全国大会、改まった決意。

女子硬式野球大会では宮崎へ、そして全国高等学校女子硬式野球ユース選手権大会では愛知へと、沖縄代表として遠征を経験した彼女たち。初めて戦う県外のチームのレベルの高さに圧倒されてしまい、自分たちの思うように動けなかったそう。「プレイ中の動きはもちろんなんですが、移動中だったりアップの時間だったり、どんな動きも機敏だったことに驚きました。野球の技術はもちろんだけど、もっと人間力を上げなきゃいけないと感じました」と2人。大会後は時間の使い方を見直したり、整理整頓を徹底したりと練習以外での生活にも反省を活かしていると話してくれた。今年から甲子園で決勝戦が行われることになった全国高校女子硬式野球選手権。「たくさんの方が応援してくれている。その応援に応えるためにも、憧れの甲子園で全国制覇、それが私たちの目標です!」

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「莉麻さんはみんなをまとめてくれて、頼れるキャプテンです」と冨永さん。

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「仲の良さを活かして、もっと団結力のあるチームにしたい」と語ってくれた仲宗根さん。

沖縄の高校力 2022春 南部商業高校 女子硬式野球部

仲宗根 莉麻
Rio Nakasone
OA経理科 2年生

冨永 萠乃
Mei Tominaga
流通ビジネス科 1年生

※学年や実績など、内容は全て取材当時のものです。

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