親にすぐ頼る事ができない環境へ行く事で 早く自立したいと考えていた。

大阪青山大学

大阪に来てすぐ自粛期間に入ってしまったので、落ち着いたら同じ沖縄出身(沖縄尚学高等学校出身)の具志さんとも観光も楽しみたいと話してくれた。

「ずっと前から小さな子どものお世話をするのが好きだった」と姉の果子さん、妹の茉子さんは「小学校教諭の母に憧れていた」と話す。そんな二人の現在の夢は保育士と小学校教諭だ。保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の3資格を取れる大学が県内にはなかったため、県外進学を選択。大阪府内の大学を2〜3校見た結果、ピアノの指導に力を入れているところと、自然豊かな環境に惹かれて大阪青山大学へ入学を決めた。そして今年3月から始めた二人暮らし。オンライン授業などを経て、対面授業が始まった今、入学前から期待していたピアノの授業も充実しており、大学生活を楽しめているという。「課題など、二人で共有し協力しながら勉強を進められるのでラッキーです」と笑って話してくれた。地元を離れ、二人暮らしを始めて変わった事はお金の管理ができるようになった事。買い物や家事など役割を分担して生活を送っているという。県外に出て視野が広がったと話してくれた二人。「母から県外に出ないと分からない事もあると言われていたのですが、今その意味がなんとなく分かってきた気がします。沖縄で働く前に遠く離れた場所から、沖縄を見る機会が得られて良かったです」。

GO TO SCHOOL!! 2020夏 大阪青山大学 大浜 果子さん 大浜 茉子さん

家族写真と、仕送りに入っていたという両親からのメッセージ。「この写真は実家の妹が寂しがるので持って来ました」と笑いながら見せてくれた果子さん。 二人とも高校生の時から愛用している筆箱。「高校2年生の時に母が買ってくれました。今も大切に使っています」と話してくれたのは茉子さん。

大浜 果子(右)/子ども教育学科1年 Kako Ohama
大浜 茉子(左)/子ども教育学科1年 Mako Ohama
具志 明香(中)/健康栄養学科1年 Sayaka Gushi
沖縄県立八重山高等学校出身。
双子の果子さんと茉子さん。生まれた時から一緒の二人、別々の大学へ進学する事は考えもしなかったのだとか。喧嘩をしても夜には仲良く一緒に寝ているそう。

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