将来の教え子に県外に出たいと言われた時、 自分の経験を話してあげたい。

広島女学院大学

「一からの関係づくりに不安があったけど、広島女学院大学は優しい人ばかりで、すぐに打ち解けることができました!」

高校1年生時の担任の先生に憧れ、教員を目指すようになった稲福さん。夢を叶えた先の未来で、「県外に出たい」と教え子に言われた時、自分はどう答えてあげればいいのか。自身が経験した上で、生徒を支えたいとの想いから県外進学を決意した。母もその想いを知り、応援してくれた。学校探しをしていくなかで、沖縄県出身者への手厚い支援体制を知り、広島女学院大学への進学を決意。広島での学校教育と沖縄における学校教育の違いに苦戦することもあるというが、実際に教員として勤務してきた教授陣から”知識”だけではなく”経験”を学ぶことができて楽しいと話してくれた。「教職を取るためには必要な単位が多かったり忙しい時もあります。でもそのおかげで時間の使い方が上手になって成長できたと思っています」。空きコマを利用して自宅に戻り、友人と食事をしたり家事をしたり、学びの面だけではなく生活を楽しんでいる様子の彼女。「広島に来て、友達が増えました。せっかく沖縄を出たのだから、恥ずかしがっていたらもったいないなと思って、自分から動くようにしています」と話す稲福さんの明るい笑顔に、将来の教え子たちは救われることだろう。

GO TO SCHOOL!! 2024 広島女学院大学  稲福 葵莉さん

石敢富は母からの贈り物。自宅が三叉路に立つアパートということでお守りにくれたもの。シーサーとともに玄関に飾っている。

高校生の頃に作ったクラスTシャツ。大学の授業で体育着の代わりに着ることも!

稲福 葵莉 Kiri Inafuku
沖縄県立首里東高等学校出身。広島女学院大学 人文学部 日本文化学科 2年生。「知ってますか? 本州と九州って線路で繋がってるんですよ!」とあどけない表情で話す彼女。内地での新たな発見を日々楽しんでいる様子だった。

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