【沖縄職業能力開発大学校】ものづくりは周りとのコミュニケーションが必要。 完璧を求めすぎず、まずは完成させることが大切!

工業高校卒業後は就職しようと考えていたが、高校の先生に沖縄職業能力開発大学校のことを教えてもらい、進学することを決めた。ものづくりに興味を持ち始めたのは子どものころ。家をDIYで補修する父を手伝って、釘やペンキを使い自分の手で作りあげることに楽しさを感じたのがきっかけだ。大嶺さんは工業高校で学んだ知識や資格もあったが、沖縄職業能力開発大学校での学びは、実習機器などの設備や教わる内容もレベルが違うと感じたそうだ。とにかく実習が多いので、課題が終わらないときは放課後も残り、メンバーと協力し合いながら製作を進めることもあったそうだ。専門課程で2年間学んだ大嶺さんは、より高い技術を習得したいと応用課程へ進んだ。図面や設計、加工や組立のほか、製作するための発注業務があることも知り、製品を形にするためには幅広い知識とチームワーク、そしてスピード重視で終わらせることが大切だと学んだ。授業のなかで企業が抱える課題を解決するグループワークもあり、そのときは機械科だけでなく電子科や電気科とも連携して製作を行う。今は先輩から引き継いだ『海のサンゴの生態を調査するための製品』の完成に向け取り組んでいる。自分が「こんな風に作りたい」と考えたことも「電気的には難しい」など、それぞれの専門知識や技術を生かし、コミュニケーションを取りながらひとつの製品を作り上げるのは、貴重な実践の場となっている。機械科は難しいと思われがちだが「先生にも気さくに質問することができ、聞けばすぐに教えてもらえる」そうで、普通高校から進学してきたかたや社会人入学のかたでも安心して学べる環境がある。

授業で作った鉄製のクランク機構。回転を前後の直線運動に変える機械で、2人1組で部品から考え製作した。

自作のスマホスタンド。画面が見やすい絶妙な角度で底面にはゴムをつけている。

大嶺 翔さん/Sho Omine
2001年生まれ。美里工業高等学校卒業。沖縄職業能力開発大学校 応用課程 生産機械システム技術科2年。専門課程で2年間学んだのち、応用課程へ進んだ。卒業後は医療機器の開発から販売まで行う県外企業へ就職が決まっている。学んだことを活かし機器の販売部門でも励みたい。

【沖縄職業能力開発大学校】2024年度 募集学科
■専門課程 生産機械技術科/2年制[20名]
電子情報技術科/2年制[25名]
電気エネルギー制御科/2年制[25名]
住居環境科/2年制[20名]
物流情報科/2年制[20名]
国際ホスピタリティ観光科/2年制[20名]
■応用課程 生産機械システム技術科/2年制[20名]
生産電子情報システム技術科/2年制[20名]
生産電気システム技術科/2年制[20名]

Catch The Dream 2023.10

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