念願の「全日本大学野球選手権大会」出場 ケガを乗り越えエースとして先発登板

共栄大学

大学の敷地内にはオール人工芝の球場が1つと土のグラウンドが2つ、室内練習場も2つ併設されている。

理学療法士を目指していた砂川さんは、高校2年生の文理選択では理系を選択。野球部の活動と同じくらい勉学にも励み、受験に向け準備をしていた。そして高校3年生の夏、野球部は沖縄県の独自大会で優勝。本来であれば甲子園球場で行われる全国高等学校野球選手権大会に出場できる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で大会は中止に。不完全燃焼での引退となり野球への思いが断ち切れなくなった砂川さんは、「この悔しさを大学野球で晴らしたい」と、全国大会出場経験のある共栄大学に進学した。1年次は苦手な走り込みが続き、大事な冬の強化練習中に腰を負傷。苦しい時期もあったが前向きに努力を続け、約30人いる投手の中でエースに抜擢されるまでに成長した。また、約120人の部員を率いる副部長も務め、リーダーシップを発揮している。物事に真摯に打ち込む砂川さんは学業面も優秀で、3年次まで履修可能単位の上限まで単位を取得。あとは卒業を待つまでとなった。「卒業後は社会人野球に進みたいと考えています。そのためにもリーグ戦で結果を残し、企業からお声がけいただけるよう日々練習に励んでいます」。

GO TO SCHOOL!! 2024 共栄大学 砂川 羅杏さん

高校の野球部の卒業記念品として贈られた置時計。寮のベッドの枕元に置き、この4年間、砂川さんと共に時を刻んできた。

高校最後の夏の大会から使用しているグローブ。日ごろからメンテナンスをし大切にしている。

砂川 羅杏
Raian Sunagawa
沖縄県立八重山高等学校出身。共栄大学 国際経営学部 国際経営学科 4年生。両親に経済的な負担をかけたくないと考えていた砂川さんは、特待生制度を利用。「大学まで好きなことを続けさせてもらえて感謝しています」。

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