専門学校へ通うため、宮古島を出てひとり暮らしをしている根間さん。住まいもアルバイト先も、サイテク那覇から徒歩5分圏内という好立地で過ごしている。父親が大工なので、自然に建築関係の仕事をしたいと考えるようになった。高校生のとき沖縄の専門学校のオープンスクールにあちこち参加して、内容や費用面でサイ・テク・カレッジの建築デザイン科へ進学することを決めた。入学していちばん良かったのは「建築の基礎を学べたこと」製図板やCADなど初めてふれるツールや、聞き慣れない建築の専門用語に戸惑うこともあったが「アリとキリギリスのアリのようにがんばった」という。根間さんは小学生のころからバスケを続けていて、専門学校のバスケ大会にも出場した。「がんばったので焼肉をおごってもらいたい」そう担任の小禄先生にお願いができるほど、サイ・テク・カレッジの先生と生徒の距離は近い。サイ・テク・カレッジ那覇では合同宿泊学習があり、ほかの科とも交流してネパールの留学生の友達ができたのもいい思い出だ。卒業後は『株式会社 太名嘉組』への就職が内定している。先生と面接の練習をしたおかげで、本番の面接でもスムーズに受け答えすることができた。早めに内定をもらえたので、10月以降にある建築関係の資格取得の勉強に集中できている。社会人となるにあたって心がけたいことは身だしなみと挨拶で、将来の夢は「大規模な工事を手がける現場監督。のちのちは億万長者になってロールスロイスに乗る(笑)」そんなユーモアいっぱいの根間さんから後輩へのアドバイス「まずは挑戦。自分で動くこと。まずが~(宮古方言:とりあえず)やってみて!」
授業で使っているテキストと図面を作成するとき下に敷く製図板。CADを使うことが多いけれど、基礎知識の構築や土台作りのためには製図版を使って実際に線を引くのが大切だという。
根間 琉乃介さん/Ryunosuke Nema
2003年生まれ。宮古総合実業高等学校卒業。サイ・テク・カレッジ那覇 建築デザイン科2年。卒業後は県内の建築会社に就職が内定。早めに就職先が決まったので、資格取得の勉強に集中することができている。
【学校法人 南星学園 サイ・テク・カレッジ那覇】2024年度 募集学部・学科 |
■建築デザイン科/2年制[30名] |
Catch The Dream 2023.10