志望大学が決まっている場合。進学の道筋は一発合格・浪人以外に専門学校からの大学編入も一つの手段!実際にサイ・テク・カレッジ美浜から、見事大学編入合格した3名にお話を聞きました。
サイ・テク・カレッジへの入学動機を教えて下さい。
伊藤さん:僕はセンター試験の結果が思わしくなく、とても凹みました。でも、どうにかして琉球大学に入学できないか?と調べていたら、サイ・テク・カレッジの編入制度を見つけ入学を決めました。先生方がとても親身になって編入試験対策の相談に乗ってくれて、過去問題なども用意してくれました。そんなサポートも嬉しかったです。
金城さん:私も同じです。大学受験に失敗すると浪人しかないと思ってました。なぜあの時はそんな視野の狭い情報しか見えてなかったのか不思議です。自宅のポストに入ってたサイ・テク・カレッジのハガキで編入制度を知りました。浪人し塾に通うことを考えれば、サイ・テク・カレッジで2年間を過ごし、編入できれば時間と学費を効率的に使えると感じました。
與儀さん:僕も同じですね。やっぱりセンター試験で結果が良くなくて、編入を希望しました。浪人して勉強漬けの生活ではなく、サイ・テク・カレッジのフィールドワークで自然と触れ合いながら学ぶことができ、とても良い経験ができました。サイ・テク・カレッジは、比較的自由な時間が多い印象です。通常授業と琉球大学への編入試験の勉強もしっかり両立できました。
サイ・テク・カレッジと琉大で感じた違い。
伊藤さん:編入した僕とストレートで入った友人との知識の違いが面白かったです。サイ・テク・カレッジはフィールドワークを含め実習や研究が多く、自然と触れ合いながら学びを深めていけます。そこでの経験や知識から、自然への好奇心は強い方でした。一方、友人は、3回生から研究や実習が増えて来る傾向にありますが、それまでは座学中心です。机に向かっているとやはり自然への好奇心が薄れてしまうような気がします。その点でサイ・テク・カレッジで過ごした時間はとても有意義な時間でした。
與儀さん:僕は編入が決まってからサイ・テク・カレッジの先生の紹介で、農業研究センターで半年ほどインターンシップを経験しました。サイ・テク・カレッジでもできない実験や研究、作業を通じて、とても良い経験をすることができました。半年という期間、このような経験は大学生活でもできないことなので、本当に良かったなぁと感謝しています。
金城さん:サイ・テク・カレッジのフィールドワークへの意識や生徒自信の好奇心は本当にすごいです。プライベートでも生徒同士が集まって、夜のやんばるに生き物探しに出かけます。そこで危険を顧みず、夢中になって生物を追いかける姿は信じられませんでした。本当に生き物が好きな人たちが集まっている印象です。琉球大学の授業も今からとても楽しみです。
最後に、専門学校から大学編入ってあり!?
伊藤さん:全然有りです。僕らの時代は色んな学部から変更してくる学生も多かったです。編入生に対しての偏見も無く、すぐに馴染むことができました。始めから編入を目指すのではなく、一般受験で失敗した次の手段として考えた方が良いです。編入は試験科目も絞られるので対策も立てやすいと思います。
金城さん:私も有りだと思います。私の場合は、コロナでオンラインになってしまってまだ大学生活が始まった気がしていないのですが、サイ・テク・カレッジでの時間は本当に有意義な時間でした。私は大学で海洋生物の研究をしたいので、サイ・テク・カレッジでのフィールドワークやダイビング実習で得た知識や経験はきっと役に立つと思います。
與儀さん:僕もありだと思います。僕の場合は、編入したら年齢の違いも有り、打ち解けるのに少し時間がかかりました。それも人それぞれ、環境によっても変わると思います。今は、脂肪細胞に係わる研究をしています。自分の好きな事を研究できることがやはり大事ですね。
Profile
金城 梨李さん/Riri Kinjo
琉球大学農学部亜熱帯資源生物学科3年
1996年生まれ。大学3回生であり、編入1年目は研究室を選ぶ大事な時期。新型コロナウイルスの影響でオンラインになったが、メールを通じて積極的にアピールをしている。
與儀 彪さん/Takeshi Yogi
琉球大学農学部亜熱帯資源生物学科4年
1998年生まれ。大学4回生であり、編入2年目は次の進路を決める時期。琉球大学大学院への進学を希望し、脂肪細胞の研究を突き詰めていきたい。
伊藤 耀さん/Hikaru Ito
1994年生まれ。琉球大学農学部亜熱帯生物資源学科、平成29年卒業。琉球大学では食品分析の研究後、人の健康や身体の仕組みに興味を持つようになった。直接、人と接するスポーツトレーナーを目指し、整体院で働きながら勉強中。
★学校情報
学校法人 南星学園 サイ・テク・カレッジ美浜
〒904-0115
沖縄県中頭郡北谷町美浜1-5-16
☎098-926-1800
stc@sci-tec.ac.jp
Catch The Dream 2020.10