答えのない問いにも向き合える、 そんな看護師になりたい

大阪青山大学

同じく大阪に進学した高校の同級生と食事に出かけることも多いという。「大阪の電車や街にもずいぶん慣れました!」

医療従事者として働く母の姿を見て育ち、自分も人を支える仕事がした いと自然に思うようになった田本さん。県外進学を選んだのは、もともと県外出身だったご両親の影響も大きかった。大阪青山大学を選んだ理由は、沖縄出身者に対する入学金免除などの奨学金制度があること、そして看護学科に「保健師課程」が設けられていたことが決め手だった。入学が決まってから初めて訪れた大学は、思っていたより自然が多く、少し驚いたとか。秋にはご両親と一緒に箕面の滝を訪れ、紅葉の美しさを堪能した。とはいえ、冬の寒さは堪えるようで、「電気毛布を買って乗り切っています」と笑顔で話してくれた。大学の学びは日々ハードだが、他学科との連携授業にも参加し、多角的な視点を養っている。学ぶなかで実感していることは「患者さま一人ひとりに向き合う難しさ」だと言う。医学的な正解があっても、心のケアや関わり方には明確な答えがないことも多く、「何が正しいのか悩むこともある」と率直に話す彼女。将来は離島医療に携わりたいという想いをもち、訪日外国人の医療利用も多い背景から、英語の勉強にも取り組み、自らの目標へ向かって一歩ずつ進んでいる。

GO TO SCHOOL!! 2025 大阪青山大学 田本 彩さん

2年前に撮影したという家族写真。「家族といると自然に笑顔になります!」

自分で採集した星砂。高校のダンス部の仲間たちと一緒に、友人の実家がある竹富島へ旅行に行ったときのもの。「今も連絡を取り合う仲のいい友人たちとの思い出の一品です」

田本 彩
Saya Tamoto
沖縄県立八重山高等学校出身。大阪青山大学看護学部看護学科2年。週2回はダンスサークルで活動し、他学部の学生との交流も楽しむなど、プライベートも充実している。

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