現在、建築デザイン科に通う名護さんは来年4月から大分大学への編入学が決まっている。より専門的な知識を学ぶための挑戦だが、入学当初から大学編入を視野にいれていた訳ではなく、卒業後は就職するつもりだったという。幼少期から建物を見ることが好きで、建築士を目指し進んだ道だったが、入学して設計の知識や法規など建築に必要なことについて学ぶなかで、建物の安全性を確保するために必要な構造計算に興味を持ちはじめた。そんな時、自分の気になる分野について力を入れている大学の存在や、サイ・テク・カレッジ那覇では大学編入に挑戦できることを知り、1年生の夏頃から大学編入を目指すことに。通常授業と並行して試験準備するのは大変だったが、担任の先生も親身になって面接練習や対策に協力してくれたおかげで、無事合格することができた。大学では、同じ面積でも錯覚を利用して部屋を広く見せたりするための知識やシミュレーション技術について学び、将来はそれを活かし建築会社で設計や構造計算に関わりたいという。最後に「建築は結構計算が多いけど、高校生の時は物理や計算が得意じゃなかった。でも好きな分野について勉強するうちにだんだん得意になっていったので、難しいかもとためらわずに挑戦してみてほしい。あと、自分のように途中で進路を変更する場合もあると思うので、大学編入ができるのかどうかなども含めて考えるのも大事だと思う」とアドバイスをくれた。
人生初の腕時計は、専門学校に入学してから父親がプレゼントしてくれたもの。大人っぽいデザインなので社会人になっても長く使えそうで気に入っている。
設計図面を引くとき使う製図板と製図セットは、入学時から学校の授業で使用するのはもちろん、課題を持ち帰ってこなす時もずっと使ってきた相棒だ。
【学校法人 南星学園 サイ・テク・カレッジ那覇】2022年度 募集学部・学科 |
■建築デザイン科/2年制[30名] |
名護 禎恭さん/Tomoki Nago
2001年生まれ。具志川高等学校卒業。サイ・テク・カレッジ那覇 建築デザイン科2年。勉強はあまり得意ではなかったけど、建築が好きになってから、資格を取得するために色んな分野の勉強をするようになった。
Catch The Dream 2021.10