明海大学
学内のお気に入りのスポットは図書館。「中国語新聞を読んだりパソコンを利用したりしています」。
高校時代に観光コースで中国語を学んだ出地さんは、「恩師のような中国語教諭になりたい!」という夢を抱き、中国語の教員免許が取得できる大学への進学を希望。2つの大学のオープンキャンパスに参加して、明海大学に進学を決めた。理由は、学校や街の雰囲気がとても良かった事と、沖縄特別奨学生制度で4年間の授業料が半額になる点に魅力を感じたからだ。両親も「好きな事をやりなさい」と笑顔で送り出してくれたと話す。入学後も、主体的に勉学に励む出地さんは、中国語のスピーチコンテストに多数出場し、優秀賞や市長賞など多くの賞を受賞。オープンキャンパスではスタッフとして、通訳のお手本となった。また、2年次には中国と台湾へ2度の短期留学を経験。うち1度は学科の推薦を受け、奨学海外研修として費用全額大学負担で留学できたと話す。現在は教育実習に向けた準備と就職活動を並行中。中国語に携わる職種を希望しているが、採用枠が少ないため視野を広げて検討中だ。将来的には石垣島に戻り、中国語教諭になるのが夢だという出地さん。既に漢語水平考試(HSK)5級には合格しているので、卒業までに最難易度の6級合格を目指す事も目標としている。
GO TO SCHOOL!! 2021 夏 明海大学 出地 祐希さん
お母さんお手製の布マスク。「全部で6枚送ってくれましたが、ジャストフィットするサイズはありません(笑)」。そう言いながらも、繰り返し使えるので重宝しているそう。
18歳の誕生日に兄がプレゼントしてくれた腕時計。
出地祐希 Yuki Idechi
沖縄県立八重山商工高等学校出身
明海大学 外国語学部 中国語学科4年。首都圏の魅力は「テレビで見ていた街や観光地にすぐに行けること。四季折々の自然や景観が楽しめるところ」と教えてくれた出地さん。「自分に関わる全ての人に感謝しています」と周囲への思いを語る。
GO TO SCHOOL 2021.7