沖縄の高校力 Dream INTERVIEW
●仙台育英学園沖縄高等学校(投資部)
(中央下左)仲榮眞 心晴 Koharu Nakaema 仙台育英学園沖縄高等学校2年。 投資部の中で最も小柄ながら、しっかり者の“長女タイプ”。ポートフォリオを的確に読み解き、投資データに関しても筋の通った発言ができる。Snow Manが大好きという、可愛らしい一面も彼女の魅力だ。(中央下右)大中 洸希 Mitsuki Onaka 仙台育英学園沖縄高等学校1年。 フレンドリーで明るい性格で、1年生ながら文化祭などのイベント行事では率先して周囲をまとめ引っ張っていくことができる。投資経験はまだ浅いものの、投資部の“元気印”として放つ存在感は大きい。
投資はギャンブルではない。しっかりと勉強して理解すれば怖くない。
将来のために今から勉強できることを選んだ。
クラブ活動は何をしているの?と聞かれ、「投資部です」と答えると、多くの人が驚きを隠せない。全国でも、投資部が正式な部活動として存在するのは全国でもわずか2校。そんな希少な投資部に入部を決めた 仲榮眞さんと大中さんの動機は共通している。将来の老後資金を今から準備し、労働賃金とは別に投資収益を確保することで、ゆとりある暮らしを実現したいという思いだ。活動では、学校から運用資金を借り、テーマごとに分かれたチームで半年ほどかけてスクリーニングを行い、投資銘柄を選定する。9〜10月頃に株を購入し、翌年1月に売却。最終的に運用報告を行う流れとなっている。投資には怖さもあったが、基礎を学び、調査を重ねることで不安は薄れた。楽しみながら、安心して資金を増やしていく。そのプロセスを通して、部員たちは金融リテラシーを着実に身につけているようだ。
黒字化を実現した次なる目標は、日経ストックリーグに出場!
年度を重ねるごとに活動実績が着実に積み上がり、学校からの評価も高まった。その結果、資金の増額も認められ、昨年は初の黒字化を達成した。投資部に入部してから大きく変わった変化は、ニュースを見る習慣が身についたことだ。一見まったく別の出来事がつながり合い、株価に影響していく。以前なら気にも留めなかったニュースが、いまでは「なぜ動いたのか」「これからどう影響しそうか」を考える材料になった。部員同士でニュースの関連性を推測し、共有して議論する場面も増え、そこでの気づきの連続こそが投資部の魅力だ。そして、何よりも楽しんで取り組める土台がある。資金は学校が負担し、証券会社の方による無料講義で正確な知識を学べるからだ。安全性と着実性を両立した環境の中で、部としての自信も育ってきた。次なる目標は、日経STOCKリーグへの出場だ。中学・高校・大学生を対象とした金融・経済学習コンテストで、投資テーマを設定し、企業分析とポートフォリオを組み、レポートとして提出する。「株の売買コンテスト」とは違い、調べ、考え、根拠を文章で伝える力を競う学習型の大会だ。こうして投資部としての日々の活動そのものが、部員一人ひとりの金融リテラシー向上につながっていく。「大人になったら自分で証券口座を開設して、投資に挑戦したい」と目を輝かせ、将来への不安は感じさせず希望に満ちていた。
議論している内容は難しいが、部内の楽しい雰囲気が伝わってくる。
最初は難しかったチャートも今では読みこなすことができる。
沖縄の高校力 2026 仙台育英学園沖縄高等学校 投資部
※学年や実績など、内容は全て取材当時のものです。













