【真和志高等学校 (手話部)】響け、心のメロディー♪ 手話パフォーマンスを通じて、 手話の魅力を広めたい

沖縄の高校力 Dream INTERVIEW
真和志高等学校 (手話部)

(左下)照屋 紅亜 Kurea Teruya 真和志高等学校2年(右下)神山 藍 Ran Kamiyama 真和志高等学校2年(左上)具志 清華 Sayaka Gushi 真和志高等学校出身(中央上)上原 舞 Mai Uehara 真和志高等学校出身(右上)上間 愛月 Eruna Uema 真和志高等学校出身

人と言葉の大切さを学び、生きる力を育む“手話パフォーマンス”

部員全員が手話初心者手話が紡ぐ人と人との絆

真和志高校手話部は、手話言語を使った歌唱、ダンス、演劇などのパフォーマンスを通して思いを伝える「手話パフォーマンス」の活動を行う。毎年12月に県内で行われる沖縄高校生舞台祭(旧:ガクアルFESTA)の手話パフォーマンス大会に出場するほか、地域イベントなどにも招かれ手話パフォーマンスを披露し、手話の普及活動に励んでいる。2024年度は、この春卒業した3年生4名と1・2年生7名の計11名の部員で活動した。実は、部員全員が高校入学後に手話を学び始めた初心者で、入部のきっかけは、「入学直後の部活動紹介で見たパフォーマンスに感動して」「手話部の先輩方がカッコ良かった」といった声が部員から上がる。「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」で大会史上初の連覇を果たしたこともある名門・真和志高校手話部を、25年にわたりコーチとして指導してきた福満裕子さんは、「技術は二の次。手話部の活動を通して悩み、助け合うことで、人と言葉の大切さ、生きる力を育んでほしい」と思いを語る。

会場から拍手喝采全身で感情を表現した『命のリレー』

2024年度に同部が披露した演目の一つに『命のリレー』がある。“悲惨な戦争を必死で生き抜いてくれた先人たちがいるからこそ、今の私たちがいる一つひとつの命を大切にし、次の未来へ命のリレーをつなげていこう”というメッセージが込められたストーリーだ。楽曲は「さんご」の『いのちのリレー』で、演じるにあたり、当時部長だった上間さんは「全員で歌詞を朗読し、一つずつ意味を確認、分析する作業から始めた」と振り返る。手話パフォーマンスでは、手の動きだけでなく、NM表現*と呼ばれる目の開き方や視線の動かし方、眉や肩の動き、首の傾きやアゴの動きなど、表現力が重要な役割を果たす。手話言語を正確に用いながら、聞こえる人にも、聞こえない人にも一つひとつの手話に想いを込めて全身で表現し、メッセージを届けている。そんな手話部のパフォーマンスは観客の心を掴み、毎公演、会場に大きな拍手が響き渡るという。新部長を任された神山さんは、「言葉で聞くよりも、手話の方が心に届くものがある」と、全身を使って表現する手話パフォーマンスの魅力を語る。春には新1年生を迎え、新生手話部がスタートを切る。一人でも多くの部員を迎え入れ、迫力あるパフォーマンスを届けたい意気込む神山さんは、「沖縄高校生舞台祭の手話パフォーマンス大会優勝」を今年度の部の目標に掲げる。
※ Non-Manualの略で、非手指要素を意味する

取材日だったこの日は、卒業生への感謝 を伝えるお別れ会を開催。思い出に残る ひとときを過ごした。

手話部の活動は週2回。個性豊かなメン バーと、温かく見守って指導してくれる顧 問の先生たちと、和やかな雰囲気で活動 している。

※学年や実績など、内容は全て取材当時のものです。

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