【沖縄工業高等学校】“沖縄らしさ”を伝える写真で 「写真甲子園2021」、優勝へ。

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沖縄の高校力 Dream INTERVIEW
沖縄工業高等学校 写真部

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学年も性格もバラバラな3人が地元愛を持って臨んだ作品撮影。

全国の高校生が写真の技術や表現を競う「写真甲子園」。2021年大会で見事優勝に輝いた沖縄工業高校・写真部に話を聞いた。

シャッターを切るだけじゃない、その前の時間を大切に。

写真で競う大会と聞くとゆったりとした大会の光景を想像してしまうが、その実は違う。「写真甲子園」2021年大会、四連覇がかかった高校を制しての優勝という輝かしい功績を残した沖縄工業高校・写真部。熱き大会を勝ち抜いたチームメイトの3人に想いを語ってもらった。写真部というとのんびり活動してそうだと思われがちですが、大会用の作品撮影期間中、学校が休みの日は1日中屋外へ出て被写体を探して歩き回り撮影している。もともと写真部ではなかった仲嶺さんは「写真甲子園で入賞経験豊富な監督として有名な仲眞先生が沖縄工業高校に赴任されて、写真部の顧問をしていると聞いて、勉強になりそうだし何か楽しそうだなと思って中途入部しました。そしたら思ったよりアウトドアな部活動でびっくりしました(笑)」と、入部当初の事を話してくれた。今回の作品を通して伝えたかったのは「沖縄らしさ」。初戦では“歴史”を、本選のファーストでは“風土”、そして本選ファイナルでは“生活”をテーマにした3人。撮影では被写体となる地元の人々とのコミュニケーションを大切にした。「撮影前にお話をさせてもらって、距離を縮めれば、その関係性が写真にも表れるので」と平良さん。「撮影を通じて地元の温かさを実感しました。そしてファインダー越しに沖縄の良さや歴史を改めて学ぶことができました」と話してくれたのは仲嶺さん。小林さんは「初めて会う方に撮影をお願いするのはとても緊張しました。了承してくださった方に感謝を忘れず、撮らせていただきました」と笑顔を見せてくれた。

このメンバーでよかった、深まった3人の絆と個々の成長。

キャプテンを務めた平良さんは大会中どうしたら良いのか分からなくなる事もあったという。それでも2人がいてくれたから、挫けずに最後まで頑張ることができたそうだ。作品撮影期間中は3人で行動することが多かったが、撮影最終日1番年下の小林さんは「ひとりで撮影してみます」と2人に伝え、先輩たちと別行動したそう。理由を聞くと「2人に成長した様子を見せたくて」と少し照れた様子で話してくれた。今回が最後の大会となった仲嶺さんは「写真部での経験を活かし、夢を叶えるために大学で勉強を頑張ります。残る2人には2連覇を目指して来年も頑張って欲しい」と後輩へエールを送った。もうすでに2022年の大会に向けて動き出しているという平良さんと小林さん。次はどんな作品になるのだろうか、楽しみである。

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「このメンバーだから優勝できた」と口を揃えて話す3人。

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「写真甲子園」で優勝に輝いた作品たち。公式Webページより全作品見ることができる。

沖縄の高校力 2022夏 沖縄工業高校 写真部

(写真左)小林 沙樹
Saki Kobayashi
沖縄県立沖縄工業高校 生活情報科1年。

(写真中央)仲嶺 百合菜
Yurina Nakamine
沖縄県立沖縄工業高校生活情報科3年。

(写真右)平良 有理佳
Yurika Taira
沖縄県立沖縄工業高校 建築科2年。

※学年や実績など、内容は全て取材当時のものです。

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