たくさんの人が応援してくれたから、 胸を張って帰れるように成長し続けたい。

福山大学

自然豊かなキャンパス内には野生動物が現れることも。「大学内のカメラに写った動物の様子を観察する授業もあるんですよ」

「イルカの魅力はショーだけじゃない。違う面から見たイルカの魅力を伝えられるようになりたくて、海洋学を学ぼうと決心しました」と進学した理由を話してくれた。幼い頃に祖父母が連れて行ってくれた美ら海水族館で見たイルカショーがきっかけで、海洋学の道に進んだという。東京都出身の母に連れられ、県外へ出る機会も多かった米須さん。沖縄以外の海、特に瀬戸内海を学んでみたいという気持ちがあり、福山大学への入学を決意。現在は4年生となり、海藻を研究対象とする研究室に属している。海洋学はもちろん、語学の勉強にも力を入れているそうで「中国語を学んでいると、どこか沖縄の方言に通ずるところがある。ルーツを感じて、すごく面白いです! なにかの魅力を人に伝えることが得意なので、それを活かして働きたいと思っています」と話してくれた米須さん。卒業後は人材サービスなどで、個人の魅力を企業に伝える、そんな仕事に就きたいと話してくれた。「笑顔で県外へ送り出して、全力で応援してくれた家族や友達を想うと中途半端な状態では帰ることはできない。しっかり成長して、胸を張って沖縄に帰ろうと思っています」

GO TO SCHOOL!! 2021 夏 福山大学 米須 夏美さん

3歳の頃に習い始めた琉球舞踊の扇子と四つ竹。沖縄代表として県外だけでなく、国外へ遠征したこともあるんだそう。

祖父母に美ら海水族館で買ってもらったオキちゃんのぬいぐるみ。海洋学を学びたいと考えるきっかけになった大切な思い出の品。

米須 夏美 Natsumi Komesu
沖縄県立球陽高等学校出身。
福山大学生命工学部海洋生物科学科4年。
帰省時には、水族館や地元の海へ行くことが楽しみだという。「昨年オープンしたDMMかりゆし水族館も美ら海水族館と違った魅力があって楽しかったです」。

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