「JO1(ジェイオーワン)リーダー」與那城 奨

|目指せる学校タグ| #音楽 #K-POP

ストイックなまでの姿勢と情熱をかけ取り組んできた日々。
夢が叶ったあの瞬間、新たなスタートがはじまった。
やるだけやってダメならそれでいい。
悔いのないようにやりきる事。
それができたら困難を乗り越える事だって絶対にできる!

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

Interview

グローバルボーイズグループ JO1(ジェイオーワン)のリーダーとして活躍中の與那城 奨(よなしろ しょう)さんは、高校卒業後、芸能活動をする為に単身東京へ。持ち前の歌唱力と美声を活かし、見事JO1デビューの切符を掴む。メンバー投票でリーダーに選出されただけあり、落ち着いた物腰と他者を思いやる気遣いを欠かさない、人望の厚い與那城さん。自身の性格を「スイッチが入ると、とことんやっちゃうタイプ」と分析するように、夢を実現させる為にストイックなまでの姿勢と情熱をかけ取り組んできたこれまでの日々……。
そんな與那城さんの過去と現在、そして未来への思いに迫った。

父の影響で歌う事が好きだった少年時代

ボクシングとライブ活動に勤しんだ高校生活
高校生の時はボクシング部に所属する傍ら、一時期はダンス部に所属したり、同級生とバンドを組んでライブハウスでライブをしたりして過ごしました。実は父の影響で玉置浩二さんのファンになり、幼い頃から歌う事が好きだったので、バンド活動をやり始めた事で、「音楽の道に進みたい」という気持ちはより一層強くなった気がします。
ちなみにドライブする時は、今でも松任谷由実さんや竹内まりやさん、夜になるとサザンオールスターズさんを聴いたりします。

芸能の道を目指し、いざ東京へ。大学での学びが芸の肥やしに

進学を決めた理由
もともと高校を卒業したら、東京に出て芸能活動をしたいと考えていました。けれど、両親からは「東京に行くのはいいけれど、大学はちゃんと出てほしい」と言われ、経営学を学べる都内の大学を受験しました。大学では経営はもちろん、キャリアサポートが充実している学校だったので、主体的に自分を見つめる機会も多く、自己分析が得意になりました。それもあり、将来の自分のキャリアについて考え、向き合う習慣が自然と身に付いた事が、現在の芸能の道にも活かされていると実感しています。

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

初めての東京。アルバイトで料理が得意に

東京に来て感じた事
初めての東京は、右も左もわからない、そんなスタートでした。中でも電車の乗り換えが一番難しかったです。来たばかりの頃、先に東京に住んでいた地元の友人と一緒に遊ぶ事になり、駅で待ち合わせをしたのですが、「はっしぇ!で~じ人居るやし! どんなやって乗れば良いば~?(なんだこれ、めっちゃ人がいるじゃん。どうやって乗ればいいんだよ)」という状態で……。
あと、東京の人はお洒落だなって思いました。沖縄は年中暖かいので重ね着とかしないし、冬場も半そでに薄いダウンジャケットで過ごせたので、その格好で東京にいる自分がちょっと恥ずかしくなりました。

アルバイトのお陰で料理上手に
進学するにあたり、生活費は自分でアルバイトをして稼ぐ事が条件でした。その為、学生時代は居酒屋やレストランなど、飲食店で働く事が多かったです。キッチンにも入っていたので、その時に料理を学ぶ事ができ、今では料理全般、何でも作れる自信があります。東京に来てからずっと一人暮らしだったので、自炊は得意です!

生まれ育った沖縄への格別な思い

離れて思う地元・沖縄への想い
改めて思うのは、沖縄出身て貴重なんだなと。
東京は住みやすいし、いろいろな物があり、最先端の人たちが集う場所です。けれど、沖縄はやっぱり人が温かい! ウチナーンチュの特別な空気感があるので、生まれ育った沖縄への思いは格別ですね。

自ら定めたタイムリミット

両親と交わした約束
進学する時に、「26歳までに芸能界に入れなかったら就職します」と両親には宣言していました。自分でも、リミットを定めた事で覚悟を決められたので、精力的に路上ライブを行なったり、オーディションを受けたりしていました。しかし、全くかすりもせず、あっという間に大学を卒業。「学士を取る」という両親との約束を果たせたのは良かったですが、芸能活動という面では箸にも棒にもかからない状況でした。

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

日本最大級のオーディション番組。『PRODUCE 101 JAPAN』への挑戦

オーディションに賭ける思い
大学卒業後、アルバイト仲間から、101名の練習生たちが芸能デビューを目指す公開サバイバルオーディション番組『P R O D U C E 1 0 1JAPAN』の出演者を募集していると教えてもらいました。
ちょうど芸能活動に本腰を入れたいと考えていた時期だったので、「興味があるなら受けてみたら?」という仲間の後押しをもらい、「このオーディションに賭けてみよう!」と決意。すぐにアルバイト先にもその旨を伝えて、お休みをいただきオーディションに全精力を注ぐ事になりました。

6000名の中から101名の練習生に選抜
番組では、101名の練習生たちが芸能デビューを目指すというところから始まりますが、事前にその101名を決める為の審査が、3次審査くらいに分けて行なわれました。応募数は6000通を超えていたそうですから、今思うと本当に狭き門だったと感じます。
審査では、歌唱力やダンスなどの課題が与えられ、それを審査員の前で披露して勝ち上がっていくという選考方法だったので、101名の練習生に選ばれた時は、やっとスタートラインに立てたような感覚でした。

オーディションで再確認した自分の「強み」

得意な「歌」と苦手な「ダンス」
『PRODUCE 101 JAPAN』では、約半年間のサバイバルオーディションを通して、練習生101名の中から、視聴者である“国民プロデューサー”の投票によって最終的に11名を選出。その11名が、グローバルに活躍するボーイズグループとしてデビューする事が決まっていました。僕の場合、歌に関しては自信がありましたが、ダンスが未経験だったので、ダンスが得意な他の練習生に比べるとだいぶ劣ってしまい……。その為、ダンサーの友人に頼んで、空き時間を見つけてはダンスを教えてもらいオーディションに臨みました。

常にアンテナを張り、チャンスを探る
「アイドルになりたかったの?」とよく聞かれるのですが、僕の場合は、歌手を目指していて、歌う機会を求めた先に待ち受けていたのが『PRODUCE 101 JAPAN』のオーディションなので、「歌手になりたい」という思いは常々ありましたが、歌手にこだわる事で道が狭まるのは嫌だったので、いろいろな才能がある中で、何かしら僕にあるものから拾っていただき、それが結果的に歌につながれば……という気持ちでした。だから、芸能界に入る形は全く問いませんでしたし、いつもアンテナを張りめぐらせ、デビューのチャンスを探っていました。

自分の強みは歌う事
オーディションで特に印象に残っているのは、韓国合宿でレベル毎にグループ分けをされ、そのグループでいくつかの課題審査に臨んだ事です。正直、ダンスには自信がなかったので、審査員からどんなお叱りを受けるかドキドキしていたのですが、「ダンスは未経験のようだから、これから練習して頑張っていこう。歌に関しては光るものがあるから自信を持って大丈夫」とお声がけいただき、「ダンスはこれから努力すればいい。得意な歌をもっと伸ばしていこう」と言われたようでとても励みになりました。その時に、歌は自分の強みだと再確認しました。

人生が変わった瞬間。たくさんの応援とメッセージに感謝

運命の合格発表
オーディションで選ばれるのは、たったの11名。審査発表では、既に10位まで呼名されていました。残り1名が呼ばれるのを待つ間、「最後まで呼ばれなかったらどうしよう?」「俺、またバイトしなきゃいけないのかな?」「親に何て言おう」「家族にも見てってお願いしたのに、選ばれなかったらヤバいな」と、ネガティブな事ばかり考えていました。だから名前を呼ばれた時はものすごく嬉しかったし、気持ちが高揚するのが自分でもわかりました。同時に、心底ホッとした瞬間でもありましたね。

幼馴染・神谷健太君からのメッセージ
両親からは「就職先が決まって良かった」と喜んでもらえて、友人からも沢山のお祝いと応援メッセージをいただきました。中でも、小学生の頃からの幼馴染で、一緒にサッカーをやっていたLDH JAPAN所属のTHE RAMPAGE fromEXILE TRIBE、MA55IVE THE RAMPAGEのメンバー・神谷健太君からメッセージをもらった時はとても嬉しかったです。
実は先日もテレビ局のお仕事でたまたま楽屋が隣だったので訪ねたのですが、東京で、しかもテレビ局で会うなんてとても新鮮でした。いつか一緒にお仕事もしてみたいです。

JO1のリーダーとしてメジャーデビュー

芽生えたプロ意識
JO1が結成されてデビューしてからは、特に礼儀作法や言葉遣いに気を付けています。メンバーでは僕が最年長でリーダーを務めさせていただいていますが、下は現役の高校生もいるので、「挨拶しっかりしようね」「芸能人に会っても“わー!”とか騒がないでね」など、デビュー当時はメンバー間で確認し合った事もありました。
ただ、その点は人生を賭けて熱い思いでオーディションに臨み、勝ち残ったメンバー同士ですから、根の部分では同じ思いで繋がっている仲間なので、今はプロ意識を持ち一所懸命お仕事をさせていただいています。

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

JO1メンバーとのこぼれ話

メンバーの流行りは「スマブラSP」
メンバーを見てもらえばわかりますが、とにかくいつも元気いっぱいで、仕事も遊びも妥協がありません。
最近メンバー間で流行っているのが「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」で、撮影の合間によく対決しています。強いのは川尻蓮、河野純喜がダントツですね。あと、出身地がバラバラなので、たまに方言の話しが出ます。「“どえれぇ”って沖縄だと何て言うの?」と聞かれたり、同じ日本なのに地域性を感じられて面白いです。

コロナ禍でそれぞれが取り組んだ事
現在、メンバーとは同じ屋根の下で暮らしていますが、新型コロナウィルス感染症の影響で自粛生活を送る事になってからは、各々で新しい事に挑戦しています。楽器を始めたり、作詞作曲をしてみたりと、それぞれが目標を持ち有意義な時間を過ごせていると思います。本来ならば、デビューした勢いでライブなど精力的に活動する予定でしたが、全ての予定がキャンセルになった事で、おごる事なく、しっかりとパフォーマンスを準備する時間を与えてもらえたと考えています。
気持ちの面でも万全の体制が整っていますので、必要とされればいつでも動き出せます。

夢は「JO1」という新しいジャンルを作り出すグループになる事

日本を代表するグループに
JO1結成当初は、ドームツアーやアリーナツアーを目標にしていましたが、今は見通しがつかない状況なので、目先の目標は、セカンドシングルをより多くの方にお届けする事です。
ただ、長期的な目標というと、僕たちは日本初のグローバルボーイズグループですから、これからの日本を代表するグループに成長したいですし、JO1という新しいジャンルを作り出すグループになりたいです。
そしていつか、本当の意味でのグローバルボーイズグループになる事が目標です。

作詞作曲やプロデュースも
個人としての目標は、曲を書き下ろしたり、楽器を使ったり!? これもメンバーとの夢になるのかもしれませんが、せっかく自粛期間中にそれぞれが努力を重ねたので、「いつか自分たちでやってみたいね」という事をメンバーとよく語り合います。
その為にも、今は一つ一つの仕事に真摯に向き合い、精一杯、頑張りたいです。

沖縄の高校生へメッセージ

県外に出る時は明確な目的を!
進学する人も、働く人も、沖縄に残るか、県外に出るかすごい悩むと思います。もし、県外に出るなら、沖縄を出る時に何を目的として出るのか、そこに確固たるものがあるのか、よく考えてみてください。
単に沖縄から出たい、東京で楽しみたいという気持ちでは、行っても意味がないからです。僕は「芸能界に入る」という強い気持ちと決意があったから、今に繋がっているのだと思います。ですから、みなさんも「これが学びたい」「起業したい」「この業界やこの企業で活躍するんだ」といった自分のやりたい事をしっかり持ち、県外に出ましょう。

夢を叶える為には進むしかない
やりたい事をやる為には、何かを犠牲にしなければなりません。僕もオーディションを受ける為にアルバイトを削り、多少なりとも生活は困窮しました。けれど、覚悟を決めて取り組む以上、生活をちょっとぐらい犠牲にしてもいいからその時間とお金をオーディションにあてて自分の夢を絶対に叶える! と決意しました。そこに不安や葛藤はあると思うけれど、「進むしかない」という強い気持ちで貫いた事が現在に繋がっていると思います。

「調べる」事から始めよう
もし、将来、何をしたいのか分からない時は、まずは自分の好きな事、興味のある事から調べてみるといいと思います。
行動に起こさず「わからない」と言うのではなく、ちょっとでも調べてみる。そうすると、さらに調べたい物事が出てきたりするものです。調べてもいないのに「分からない」と言うような大人にはならないでください。

やるだけやってダメならそれでいい
沖縄の人って、沖縄の事が大好きですよね。県民性と言っていいのかわかりませんが、沖縄の人は家族思いで遠慮しがちな部分があるように感じます。だからこそ、自分がやりたい事を勇気を出してみんなに伝えてください。口に出して言葉にする事で、周囲が後押ししてくれる事だってあります。やるだけやってダメならそれでいい。苦しい時もありますが、悔いのないようにやってみる事、それを経験できるんだから、困難を乗り越える事だって絶対にできます。
ぜひみなさんも、夢を叶えられる人になってください。その為には努力を惜しまず、全力で頑張りましょう。

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

10代のみんなに聞いてほしい「STARGAZER」

JO1の思いが込められたニューシングル発売
2020年8月26日に、セカンドシングル「STARGAZER」がリリースされます。
この歌には、自らの存在の意味を探す為に葛藤する10代の頃の自分に、“未来になれば、成長して輝く「自分」に出会えるよ”、というメッセージが込められています。
未来への夢と期待、そして悩みと恐れが混在する苦悩を抱える10代のみんなを思い、同世代のJO1が心を込めて歌っています。
まさに進路を決断し、高校卒業を目の前に控えた今の皆さんの為にあるような曲ですので、ぜひ聴いてもらえたら嬉しいです。
MVでは演技にも挑戦しているので、僕たちの新しい一面も見てもらいたいです。

Profile

JO1(ジェイオーワン)リーダー 與那城 奨

©LAPONE ENTERTAINMENT

與那城 奨/グローバルボーイズグループ JO1
Sho Yonashiro
1995年沖縄県生まれ。大学進学を機に上京。学業の傍ら路上ライブや数々のオーディションを受け芸能の道を目指す。
2019年に開催された日本最大級のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で、101名の練習生の中から視聴者である“国民プロデューサー”によって選ばれた11名のグローバルボーイズグループ「JO1」のリーダーとして2020年3月にデビュー。
8月26日には待望の2ndシングル「STARGAZER」が発売される。

information

イメージ

公式サイト

公式サイト
https://jo1.jp

セカンドシングル『 STARGAZER』
(2020年8月26日発売)

未来への夢と期待、そして悩みと恐れが混在する不安定な時期、10代。
そんな苦悩を抱える10代に、同世代のJO1からのメッセージ。
“僕らがそばにいるよ、一緒に進もう。
”悩みと迷いを通して成長し、ついに輝く「自分」に出会う。

〈通常盤(CD)〉
¥1,273(税抜)/¥1,400
品番:YRCS-90183
1.OH-EH-OH
2.So What
3.Voice(君の声)
4.My Friends
※初回プレス限定封入特典
①応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
②トレーディングカード1枚(通常盤バー
 ジョン11種類の中から
 1枚をランダム封入)

▶︎與那城 奨さんに関連するキーワードはコチラ

GO TO SCHOOL 2020.8

関連記事

  1. イメージ

    「女子ラグビー選手」上運天 あかり

  2. イメージ

    「俳優・タレント・殺陣講師」嘉人

  3. イメージ

    宮國 由紀江 薬膳琉花 代表講師・栄養士・琉球薬膳料理研究家・国際中医薬膳師・沖縄県知事承認琉球料理伝承人。

  4. お笑いタレント_パッション屋良

    「お笑いタレント」パッション屋良

  5. 東浜 巨

    「亜細亜大学」東浜 巨

  6. イメージ

    HY(エイチワイ)沖縄県うるま市出身のバンド