【沖縄県立八重山高等学校】仲間との連携で魅せるカラーガード、 目指すは全国制覇二連覇!

沖縄の高校力 Dream INTERVIEW
沖縄県立八重山高等学校(カラーガード部)

創部20年のカラーガード部、日本一の栄冠を手にするまで。

フラッグ、ライフル、セイバーといった手具を用いてパフォーマンスを行う『カラーガード』。技の構成や完成度、表現力を競い合う競技である。そんなカラーガードに取り組み、日本一の座についた八重山高校カラーガード部の部長の池澤さん、副部長の仲舛さんに話を聞いた。

12年連続全国大会進出、ついに最優秀賞獲得。

カラーガードとは、マーチングバンドなどで音楽に合わせて行う華やかなパフォーマンスといえば想像しやすいかもしれない。創部20年の歴史を持つ八重山高校カラーガード部では、競技として取り組んでいる。「大会への出場や校内でのパフォーマンス、そして地元石垣島でのお祭りなどに参加し、パフォーマンスを行うことが主な活動内容です」と部長を務める池澤さん。地域に密着した活動を心がけ、住民から厚い支持を得ている同部。「今回の優勝後も地域の皆さんにお声がけいただくことがあり、本当に嬉しいです」と話してくれたのは副部長の仲舛さんだ。全国大会に12年連続進出(前身大会を含む)という記録を持つ八重山高校は2023年、『第6回カラーガード・マーチングパーカッション全国大会』にて金賞・編成別最優秀賞という日本一の栄光を手に入れた。入部するほとんどの生徒が初心者だという同部では身近な人がOGだというケースが少なくないようだ。池澤さんは従姉妹がこの部にいたことがきっかけで入部したそうで、「12年連続全国大会出場のなかには、従姉妹の代も参加しています。その従姉妹の願いも果たせたのかなって」と笑顔を見せてくれた。「私も姉がカラーガード部だったんです。全国大会に出場した時は両親はもちろん、姉もすごく応援してくれました」と思い出を教えてくれた。

「誰も置いていかない」、その心で全国二連覇へ。

新年度が始まり新入部員が入ったカラーガード部。体制が変われば自ずと試練も訪れるというもの。「カラーガードはチームで魅せる競技なので、新たな課題にも全員で取り組まないと意味がないと思っています。誰ひとりとして置いていかないチームであるべく、意識の共有を大切にしていきたいです」と目標を語ってくれた池澤さんの言葉に仲舛さんも深く頷いていた。「コーチやスタッフをしてくださっているOGのみなさんや、支えてくれている地域の皆様にも愛される部にしたいです」と愛嬌たっぷりの笑顔で話してくれた二人が率いる新体制チーム。これからの活躍に目が離せない。

念願のトロフィー。次期大会では挑戦者であり、挑戦を受ける立場でもあると意気込んでいる。

繰り返される練習に心が折れそうになる瞬間も、チーム全員が互いを思いやり乗り越えてきた。

写真右中央)仲舛 里菜子
Rinako Nakamasu
沖縄県立八重山高等学校 普通科 3年。
右)池澤 華
Hana Ikezawa
沖縄県立八重山高等学校 普通科 3年。

※学年や実績など、内容は全て取材当時のものです。

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