【中部商業高等学校】ボウリングの全国高校生チャンピオン誕生! 次は高良さんとのイナタカペアでダブルスのチャンピオンを目指す!

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沖縄の高校力 Dream INTERVIEW
中部商業高等学校 稲福 心衣奈さん

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豪快な音とピンアクション!その爽快感からボウリングの虜になった。就職しても生涯ボウラーであり続けたい。

練習ではストイックな姿はあまり表に出さず、心の底からボウリングを楽しむ素敵な笑顔があふれる稲福さんに迫る。

毎週、家族や親族と楽しむボウリングから全国高校生チャンピオンになるまで。

家族、親族がボウリング場に集まる土曜日。小学2年生だった稲福さんもプレイヤーとして仲間入りする。それがボウリングとの出会いだった。小学4年生の頃、念願のマイボウルを手にし、ボウリングにのめり込んでいくことに。初めてマイボウルを手にした時のドキドキした気持ちは今でも覚えている。ボウリングの魅力はストライクの時に響き渡る豪快な音、弾き跳ぶピンアクションの爽快感だ。嫌だと思ったことは今まで一度も無く、とにかく楽しい気持ちで溢れている。高校進学ではボウリング競技が盛んな中部商業高校へ進学し、迷わずボウリング部の扉をノックした。今では月曜日と火曜日はボウリング部で練習し、水曜日と土曜日はジュニアチームで練習。その他の曜日は個人練習に費やし、ボウリング漬けの毎日を過ごしている。小学校2年生の頃、顔よりも大きなボウルを持つ姿が可愛いかったジュニアボウラーは、第45回全日本高校選手権の個人戦で優勝を果たし、全国高校生チャンピオンの座に輝いた。ボウリングへの道へ進む機会を与えてくれ、応援してくれた家族や親族へは感謝の気持ちでいっぱいだ。

いよいよ迎えた決勝の日。経験したことのない緊張感。

予選では安定したフォームで9ゲームを戦い抜き1943点で1位通過を果たす。その好調な結果に気が緩まないことを意識したが、決勝当日では今まで経験したことのない緊張感が稲福さんを襲った。朝ご飯が喉を通らず、ひたすら音楽を聞いて気持ちを落ち着かせた。その緊張感から投球フォームに乱れが生じ、不穏な空気が過ぎる。しかし、一緒に練習に励んだ仲間のアドバイスが功を奏し、リラックスして持ち直すことができた。それが優勝できた要因だと語る。結果、決勝3ゲームで610点と2位と大差を付け、見事、全国高校生チャンピオンに輝いた。将来の夢はプロボウラーの道を目指すのかと思いきや、そうではない。来年の春から就職し、今まで通りボウリングを楽しむそうだ。「生涯ボウリングを続け、いつかプロボウラーへの道も見えてくるといいなぁ」と謙虚な言葉で締め括ってくれた。そしてまずは目先の目標である高良さんとのでダブルス日本一を目指す。

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ボウルは、試合ごとに異なるレーンのオイルパターンに合わせ、数個のマイボウルの中から選ぶ。

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取材日に部員がパーフェクト300点を達成!喜び合う姿から学年問わず仲の良さが窺い知れる。

沖縄の高校力 2022春 中部商業高校 稲福 心衣奈さん(ボウリング部)

稲福 心衣奈
miina inafuku
中部商業高等学校総合ビジネス科3年。ボウルを投げる左手の爪はテーピング、右手は綺麗に手入れされていた。全国高校生チャンピオンとは言え、女子高生らしい一面も垣間見ることができた。

※学年や実績など、内容は全て取材当時のものです。

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