2月8日(火)、本学美術部と横須賀市が連携した「ストリートキャンバス事業」の完成式が横須賀市のよこすか海岸通りで行われました。
この事業は、「よこすか海岸通りに点在する複数の老朽化したモニュメントを、ウォールアートとして甦らせ美観向上を図りたい」という横須賀市の意向を受けた本学社会連携センターが美術部に制作を依頼して実現しました。
活動は昨年から行われ、部員たちは現地へ赴き、実際のモニュメントのサイズ等を確認しながら制作に着手しました。手掛けたのは平成埠頭前交差点付近のモニュメント4壁で、両面8作品のウォールアートです。2作品は実際にペンキを塗りながら描き、6作品はフィルム加工したものをモニュメントに貼り付けました。コロナ禍の影響で計画通りに制作は進行できませんでしたが、10月に下絵が決定し、今年の1月末にようやく完成しました。
そして迎えたストリートキャンバス完成式。美術部に所属する6人が集まり、式では横須賀市の職員が司会を務め、横須賀市経営企画部長の開会の挨拶でスタートしました。挨拶の後、制作者の部員の一人がウォールアートにサインを入れ、記念撮影を行いました。
副部長の栄養学部3年生石川柚乃さんは、「少ない部員で活動していますが、このような横須賀市の大きな取り組みに携われて部員一同嬉しく思っています。実際に散歩道を歩くと、自分たちの描いた絵がそこにあって充実した気持ちになりました。思うように進まず色々と大変な事もありましたが、すごく楽しい経験になりました」と完成した喜びについて語りました。
この完成式の日に、ウォールアートを見ていた地域住民の方からも「今までは寂しい風景であまり活気が感じられませんでしたが、このモニュメントに鮮やかな絵が描かれてからは街が明るくなった気がします。毎日の散歩道なので歩くのが楽しくなりました」と取り組みの効果を感じる声をいただきました。
今後も関東学院大学では、社会課題の解決に向け地域との連携を推進していきます。