引用元:千葉商科大学 サービス創造学部(https://www.cuc.ac.jp/news/2021/mstsps000002g9i1.html)
流通・ロジスティクス研究を行うサービス創造学部の大下ゼミナールでは、コクヨのグループ会社で物流部門を担うコクヨサプライロジスティクス株式会社の課題解決に向けたプレゼンテーションを行いました。この取り組みは、物流業界の労働力不足、脱炭素の取り組みに関して、学生の視点から解決策を提示してほしいという同社からの依頼を受けて、取締役の方にゼミに参加していただきながら、2カ月かけて行ってきました。
解決策提案のプレゼンテーションを行ったのは、2年生14名。3グループに分かれ、それぞれ「他社との連携事業」「ドローン配送」「女性が働きやすい環境づくり」などさまざまな観点から提案を行いました。
社長賞(最優秀賞)に選ばれたのは、ドライバー不足について、個人向け、法人向けの観点から「他企業とのコラボレーション策」を提案したチーム。ロッカー配送やコネクテッドカーの導入によりCO2の削減も行えるとしました。そのほか、トラック上にソーラーパネルの設置することや学校に文房具をまとめて発送する案が提案されました。
同社の代表取締役社長 若林智樹様からは「本取り組みで物流に関する理解が深まってくれればうれしい。社長賞のチームの提案は他企業との連携の必要性を説明してくれたのが良かった」と講評がありました。
社長賞(最優秀賞)チームメンバー
サービス創造学部2年 佐藤駿也さん(仙台育英学園高校出身)
サービス創造学部2年 北澤光雄さん(千早高校出身)
サービス創造学部2年 菅野優斗さん(市川昴高校出身)
サービス創造学部2年 澤田青空さん(市川東高校出身)
サービス創造学部2年 小林陽菜子さん(関東第一高校出身)
学生コメント
私たちのグループは、主に「コクヨ×〇〇」といった他社とのコラボをメインに、ドライバー不足の解決策の提案を行いました。このようなプレゼンテーションを行うのは初めての経験だったので、何が正解なのか分からずに迷うこともありました。それでも、たくさんの記事やニュースを参考に、グループで協力しながら資料作成をしているうちに、正解を気にせずに、自分たちなりに精一杯伝えられるように頑張ろうと思えるようになりました。その結果、私たちのグループが社長賞をいただくことが出来ました。この結果を真摯に受け止め、これからも更に良い提案・プレゼンテーションを作ることができるように努力したいと思います。
澤田青空さん
私が所属したグループの提案は「ホワイト物流」をめざすことを大きな軸として考え、そこからコクヨの課題である労働力不足や脱炭素、そして社会的認知に関する提案を考えました。私がこの課題を一人で考えて一人で結論を出すことはとうてい不可能に感じました。しかし、グループの仲間と新たな発見を共有することができたのは、コクヨという会社をグループで調べ、考えたことが大きかったと思います。今回の経験で学んだことは、実社会でも同じようなことが起きたときに生きてくると実感しました。
サービス創造学部2年 田中健之さん(京華商業高校出身)