知っておきたい入試制度[2021]

いよいよ2020年度(2021年1月入試)から大学入試改革に伴う新制度がスタートします。多くの国公立大学の一次試験として実施されいた「大学入試センター試験」は2019年度で終了し、新たに「大学入学共通テスト」が実施されます。記述式の導入や英語民間資格活用などすでに見送りや延期が決定していますが、準備を進めていた私立大学にでは「学力評価重視」「調査書・活動評価重視」を前提にすでに変化しつつあります。

最新入試情報

大学入学共通テストは2021年1月から実施スタート!

大学入試センターが実施するセンター試験は2019年度の試験を最後に、2020年度(2021年1月試験)からは大学入試共通テストとして新たな制度がスタートします。記述式導入見送りや英語民間資格活用延期など混乱もありましたが、出題傾向については継続されていますので入試制度の基礎知識を参考に十分な対策を心がけましょう!

英語民間資格活用は2024年度まで延期!

文部科学省では、英語改革の一貫として、2020年1月のセンター試験から4技能評価と民間資格活用を目指していましたが、英語成績提供システムの共通ID申込開始日当日11月1日の朝、2024年度まで見送ることを発表しました。つまり、現高校生の英語試験は「読む・聞く」の2技能評価となりリーディングとリスニングのテストとなります。経済的な状況や居住している地域による格差が生じる可能性が延期の理由とのことですが、これはあくまで現時点での発表であるため、今後も注視していく必要があります。

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記述式問題導入も見送りに!

入試改革の大きな変更点だった英語民間資格活用の延期に続いて、記述式問題の導入も見送りとなりました。約8,000名にもなる採点者の採点ミスの問題や採点結果における自己採点との不一致の問題など、受験生の不安解消が困難との理由です。英語民間資格導入は2024年まで延期と期限がありますが、記述式問題導入については「まっさらな状態から対応」としていますので、特に現1年生は今後の情報を注意深く見ていく必要があります。

入試制度の基礎知識

入試改革の基本的な考え方と入試の種類

文部科学省では、グローバル化の進展・技術革新・少子化などを踏まえ、新たな価値を創造する人材育成を目的に学力の3要素を定めて、高校教育・大学入試・大学教育の三者一体での改革を進めています。学力の3要素とは ①知識・技能の確実な習得 ②知識・技能を基にした思考力・判断力・表現力 ③主体性を持って多様な人と協働して学ぶ態度としており、これらが各入試に取り入れられることになります。2020年から実施される入試は以下のように入試内容とともに名称も変更されます。

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大学入学共通テスト記述式延期に伴う変更点

入試改革の目玉として2020年度(2021年1月試験)より、英語の民間資格の活用と記述式問題の導入を検討していた共通テストですが、英語の民間資格活用は2024年まで延期、記述式問題導入は見送りとなりました。英語は延期前の基準と同様にリスニング重視となりました。記述式問題が見送られたとは言え、学力の3要素重視の方針に変わりはなく、思考力、判断力、表現力を問う複合的な問題が出題されると思われます。

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国公立大学は一般選抜重視、私立大学の総合型選抜と学校推薦型選抜が大半!

国公立大学の場合約8割が一般選抜による入学者に対して、私立大学の一般選抜による入学は約4割、残り6割は総合型選抜と学校推薦型選抜での入学となっています。総合型選抜と学校推薦型選抜の多くが10月から12月には試験が実施され合否が決定しますので、私立大学を受験する場合は早めに準備する必要があります。

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難関私大は国公立大学同様一般選抜重視!

国公立大学でも総合型選抜や高校推薦型選抜での受験は可能ですが、募集枠が少ないため必然的に競争激化となります。同様に私立大学においても難関大学や医学部などは一般選抜を重視しており、総合型選抜と学校推薦型選抜は高い競争率であることが多いので、志望校の情報は早めにキャッチしておきましょう。

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総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に沿う学生を選抜する方式で、特に私立大学では高校の推薦書を必要とせす、成績基準を必須としていない大学がほとんどです。また、9月15日以降の早い時期の総合型推薦の多くが専願制となっていますが、6月頃からスタートするエントリーや夏休みに行われる体験授業やセミナーなどは専願の範囲ではないので、志望校が複数校ある場合は9月の出願までに受けておく必要があります。総合型選抜のⅡ期や後期などで実施する試験は併願を可としているところも見られます。旧AO入試では「知能・技能の修得状況に過度に重点をおいた選抜とせず…」としていましたが、総合型選抜では「知能・技能の評価方法の採用または大学入学共通テストの採用」としています。つまり調査書などの書類審査のみでの合否は不可と言うことです。知能・技能の評価方法として、小論文、プレゼンテーション、グループディスカッション、面接、実技、各教科科目テスト、資格検定試験の成績などで点数化して評価されるため、各大学の選抜方法をよく理解し受験に臨む必要があります。

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高校での取り組みや実績などを評価され、一人ひとりの個性や意欲をもとに高校が推薦するのが学校推薦型選抜です。11月から12月に集中し専願制としている場合が多く見られます。私立大学の学校推薦型選抜は、指定校制と公募制に分かれ、指定校制については各高校に学部学科ごとに指定枠数が設定されているため、事前(7月頃)に高校に確認する必要があります。最大のポイントは9月頃に行われる指定校枠の高校内選抜となり、約7割の大学が成績基準を設けています。高校により違いはありますが、多くの大学が指定校枠を出していますので、早めに先生方と相談するようにしましょう。旧推薦入試では「原則として学力検査を免除し…」としていましたが、学校推薦型選抜でも「知能・技能の評価方法または大学入学共通テストのいずれかを採用し、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性を評価」としており、小論文やプレゼンテーション、面接などにより評価選抜されます。

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文部科学省の指導において、私立大学の一般選抜でも「多様な評価方法を…」とありますが、筆記試験を行い学力重視であることに変わりはありません。試験科目は3科目を中心に1~2科目の場合もあり、得意科目を活かせるのも特徴です。学科配点も学部学科により異なるため、より得意科目を活かすためには配点にも注意を払いましょう。「英語4技能を総合的に評価、民間資格も積極的に活用」とあり、共通テストにおいては見送られた民間資格の活用をすでに取り入れている大学もありますので、入試要項はしっかりチェックしましょう。
沖縄で受験できる大学

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NEWS

JAPAN e-Portfolioは導入見送り
調査書の活用強化として期待されていた「JAPAN e-Portfolio」は残念ながら見送りとなりました。システム運用は見送られましたが、キーワードとされいた高校での学習活動、課題研究に関する活動、部活動、ボランティア活動、生徒会活動、資格・検定、各種大会・コンクール、留学・海外経験等は、今後も重視されていくと思われますので、充実した高校生活を送れるよう頑張りたいものです。

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