県外留学ってなに?
日本の中で首都から一番遠い離島県である沖縄。歴史的に中国→日本→米国→日本と、琉球の主権を保ちながらも外部と深く交流してきた沖縄の人にとって、県外へ進学することは外国に留学するほどの感覚が根深く残っています。
ハンズ進学応援室では、県外進学をあえて県外留学とすることで知らないことの良さを引き出すキーワードとして、日本の各地域単位での進学相談会を実施します。
この機会に沖縄にいてはなかなか得ることのできない日本の各地域の特徴を理解しながら進学先選択に活かしましょう。
県外で学ぶメリット
日本中に友だちができる!
県外進学のもっともプラスになるのは、沖縄と違う文化や価値観を持つさまざまな人と出会うことで視野が広がることではないでしょうか。
県外の大学や専門学校、特に大都市圏では全国から学生が入学してきます。県外の大学や専門学校に進学するということは、日本全国に友だちができることを意味し、卒業後も信頼できる仲間として仕事でも繋がっていけることでしょう。
家族や友だちがもっと好きに!
県外に出て新しい友だちを作っていくのはワクワクするものです。しかし初めて一人暮らしをする場合は、ホームシックになる場合もしばしば。家族との電話や故郷の友だちとのLINEなどで乗り切れたという話はよく聞きます。離れてて会えないからこそ家族や友だちの優しい一言一言に触れ、もっともっと好きになるのです。
親離れ、子離れ!
県外進学を希望する君たちの中には「自立」を目標にする人もいるかも知れません。掃除や洗濯、食事など、一人暮らしで家族への感謝の気持ちが芽生えるのも県外進学のいい面です。
ハンズ進学応援室では保護者の取材もしていますが、自立するのは何も学生だけではないようです。子供たちの自立のためになかなか会えない淋しさを乗り越えることで、お父さん・お母さんも子離れしているのかも知れません。
沖縄がもっと好きに!
いつもの街、いつもの空、いつもの海。
沖縄に住んでいるとその価値をなかなか感じることができませんが、県外で生活すると驚くほど沖縄の良さを実感します。全く興味がなかった三線の音に心が震えることもあるのです。灯台下暗しとは正にそのことを言うのでしょう。沖縄のことがどんどん好きになる反面、沖縄のことを何も知らない自分を発見できることも面白い一面かも知れません。
おきなわの県外あるある
実録(感動)事件簿① 卒業と同時に親が出してくれた進学費用をできるだけ返したい!
保護者の方に学費も生活費もすべて出してもらい管理栄養士を目指すA子さん。仕送りが4万円、バイト収入が月に4万円、さらに優秀な彼女は大学から毎月4万円の奨学金を給付されている。ってことは「じゃあ、毎月12万円が小遣いなの?」の質問に対する答えが衝撃!!
毎月3万円で生活しています。残りの9万円は毎月貯金して卒業後に親に返すつもりです!
実録(感動)事件簿② お父さんの気持ちを初めて知った!
宮古島から県外進学したD子さん。県外に進学して本当に良かったと言う。しかし、ひとつ気がかりなのが進学のために宮古島を離れる時にお父さんが見送りに来ていなかったこと。やっぱり反対なんだなぁと思っていた彼女のお父さんの言葉に衝撃!!
はぁ?空港に見送りに行ったら俺の方が泣いてしまうだろ!アガイ!俺は家族の前で泣いたことは無いお父さんの気持ちを初めて知った!
実録(感動)事件簿③ 兄ちゃんの分まで私が頑張りたい!
剣道を続けるために県外大学に進学したB子さん。お父さんの影響もあり小さい時から剣道に打ち込む彼女は礼儀正しく、沖縄県内で敵なしの強さに誇りを感じるほど。取材の最中、ふと見た竹刀袋に男子の名前が…。これは?と聞いたことに対する答えが衝撃!!
亡くなった兄さんの形見です。兄さんの分まで私が頑張ります!
実録(感動)事件簿④ オレは何がしたいんだ!
ミュージシャンを目指して県外進学をしたA男くん。もちろんミュージシャンとして自信もあるし何の問題も無い!ひと旗上げるぜ~!!ってことで意気揚々と大都会へ!思惑通り技術的にも感性も何の問題も無い!都会でも全然やって行けるし…。でも…一人でいる部屋でふと淋しくなりネガティブに…。結局おれは何をしたかのかと自分を見失いそうになった時のお母さんの電話の一言が衝撃!!
いつでも沖縄に帰っておいで!何が食べたい?
実録(感動)事件簿⑤ お母さんに反抗していた自分が恥ずかしい!
テレビスタッフを目指すC子さん。特殊な業界だけに保護者にはなかなか理解されず、しかも高校時代には反抗期もあり高校卒業間際はお母さんと口も聞かないまま上京。一人暮らしの中で初めて知った親のありがたさ。インタビュー中に突然泣き出した彼女の言葉が衝撃!!
お母さんに酷い言葉を投げつけた自分が恥ずかしい!親孝行したい!!
実録(感動)事件簿⑥ お母さんのお金は1円たりとも無駄にしない!
母子家庭なのにお金のかかる県外進学を許してくれたお母さん。そのためには1円たりとも無駄にしたくないと言うB男くん。4年生になって周りの学生が就職活動に精を出すなか、B男くんはまったく就職活動をしていないと言う。就職活動はしなくていいの?と聞いた時の答えが衝撃!!
学費を出してもらっているのに勉強せず就職活動をするのは筋が違うと思う!