知っておきたい進路選択

高校卒業後の進路は、大きく分けて「大学進学」「専門学校進学」「就職」の3つ。必ずどれかを選択しなくてはいけません。海外への語学留学や再チャレンジのための浪人もありますが、それでも最終的には3つの道から選択することとなります。進路を考えるのに早すぎるということはありません。何のために進学するのか、何がやりたいのか、考え始めることから進路選びはスタートします。自分の未来を見い出すためにも進路選択について考えてみましょう。

沖縄の高校生の進路実績

大学短大進学率が初の40%超え!

全国平均の大学短大進学率54.7%には及びませんが、沖縄県の大学短大進学率が40.2%と念願だった40%超えを達成しました。全国的に大学短大進学率が停滞する中、沖縄県は微増が続いている状況にあり、今後も大学短大進学希望者数は伸びていくものと思われます。沖縄の大学短大進学率を全国並みにするには、県内大学での収容数に限りがあるため、必然的に県外進学となりますが、そのためには進学費用の問題解決が必須となり、令和2年から実施される修学支援制度に期待がかかります。
(A-50p 高等教育修学支援制度参照)

専門学校進学は全国第2位!

沖縄県の専門学校への進学率は28.1%で、新潟県に次いで全国第2位。小規模ながらも専門学校数が多いことと、大学短大進学が叶わなかった生徒の受け皿となっていると考えられます。しかし、全国的にも専門学校進学者は減少しており、沖縄県でもここ数年は減少傾向にあります。

堅調に伸びている高卒就職!

高卒での就職については、2007年の17.5%に次ぐ17.1%に達しており堅調に伸びています。ここ数年社会問題になるほどの人手不足と、高校の就職担当者の方の努力によるものと思われますが、今後も高卒求人は高い水準を維持するものと思われます。ちなみに沖縄労働局の情報によると県内就職と県外就職の割合は|県内 58%:42% 県外|で意外に県外への就職が多いのが分かります。
※就職については沖縄労働局統計データより

3名に1名は県外進学! 県外進学は大学が圧倒的!

2019年の進学状況は、県内進学60.7%、県外進学39.3%となっており、3名に1名は県外に進学しています。県外進学において地域別では、関東甲信越地方が34.6%と最も多く、次いで九州25.6%、関西16.8%となっています。それらは都道県別進学数1位の東京都・2位の福岡県・3位の大阪府がそれぞれ牽引しており、学校数の多さに比例していますが、沖縄の高校生は先輩が多く進学している大学や専門学校に進学者が集中する傾向があり、熊本県(8位)・岐阜県(9位)・長崎県(10位)・岡山県(12位)などは一つの大学への進学者数の多さで上位にランキングされています。

高い浪人生の割合。目指せ現役合格!

無業者の中に含まれる浪人生ですが、センター受験者数に占める浪人生の数は29.7%で全国トップ。全国平均と比較して10.3ポイントも高くなっています。上位進学校では国公立大学に絞り込んで受験する傾向が高いからだと思われますが、併願をあまりしない沖縄の特性がよく現れています。国公立大学を目指す場合は一般的に4~5校は併願すると言われていますので、沖縄の高校生も積極的に現役合格を目指して欲しいものです。

無業者率は全国一!早めの進路相談を!

無業者とは、就職・進学・職業訓練をしていない人を指しますが、残念ながら沖縄は全国でダントツに多い16.7%となっています。毎年2,000人以上が進路未決定のまま卒業しており、無業者には浪人生も含まれますが、全国平均5.7%と比較して11ポイントも高いので深刻です。高校卒業後とりあえずフリーターを! と考えがちですが、フリーター期間が長くなると…と悪循環に陥ってしまいかねません。フリーターと正規社員の収入格差は年齢を重ねるほど広がっていき、生涯年収格差は1億円とも2億円とも言われています。卒業後の悪循環に陥らないためにも、早めに進路を考えて相談していきましょう。

進路選択の基礎知識

進学先は、約4,000校分の1

全国には大学・短期大学・専門学校の合計だけでも4,289校もあり、その中から自分にあった1校を見つけ出さなくてはいけません。すべての学校を比較するのは難しいですが、大学であれ専門学校であれ、できる限り多くの情報を入手し、よく比較してミスマッチにならないよう自分にあった進学先を見つけましょう。

専門職大学って何?!

2019年からスタートした新しいタイプの大学と短大が専門職大学・専門職短期大学です。従来の学問的色彩の強い大学・短大と実践的な教育を行う専門学校の長所を取り入れ「豊かな想像力」と「高度な実践力」が学べるとされています。授業の1/3以上は実習・実技、超長期の企業内実習(4年制では600時間以上)、学士または短期大学士の称号を授与などが主な特徴となっています。現時点で開学している専門職大学は、国際ファッション専門職大学[東京都]、高知リハビリテーション専門職大学「高知県」、ヤマザキ動物看護専門職短期大学[東京都]の3校ですが、今後、農業・情報・観光・医療/保健・ゲーム/マンガ/アニメ/食などのクールジャパン分野などでの新開設が期待されています。

専門職大学・専門職短期大学 2019年4月スタート ~新しいタイプの大学が55年ぶりに誕生~

大学校って何?!

大学や短期大学が文部科学省の管轄であるのに対し、それ以外の省庁の高等教育機関の多くは「大学校」としています。防衛大学校や海上保安大学校・職業能力開発大学校・農業大学校などがそれにあたります。大学校によっては学費を必要とせず給料をもらいながら学べるところもあり魅力的です。その分、レベルも競争率も高いことがほとんどです。一方、文部科学省の管轄でありながら、他省庁の指定を受けている専門学校も「○○○大学校」と称している学校も増えてきており、こちらは専門学校として「専門士」の称号を得ることができます。
※文部科学省以外の大学校一覧はB-16pを参照ください。

専修学校と専門学校の違い!

専修学校とは、学校教育方に基づき一定の基準を満たしている教育施設を指しています。専修学校は中学校卒業以上の資格を必要とする「高等課程」と高校卒業以上の資格を必要とする「専門課程」、特に規定を設けていない「一般過程」に分かれています。一般的に「専門学校」と言われている学校は、各都道府県知事の認可を受けた専修学校専門課程のことを指しており、卒業すると「専門士」や「高等専門士」の称号が与えられます。それ以外の無認可の学校はスクールとなりますが、学校名だけでは判断することが難しいので、入学前に専門士や高等専門士の称号が得られるか予め確認することをおすすめします。

専門学校進学のメリット!

専門学校進学の最も大きなメリットは学費総額が安くて済むことと、即戦力としての教育に特化していることです。3年制や4年制の学科もありますが、多くの専門学校は2年で卒業しますので2年分の学費で済むことになります。現場に即したスキル取得や資格取得を目的としていることが多く、就職支援も手厚く就職率が高いのも魅力です。一部の専門学校を除けば書類選考と面接のみで入学しやすいのも確かですが、短い期間で知識・技術・ビジネスマナーなどを徹底教育していくので、入学後はそれなりの覚悟が必要です。ぼんやりしているとついていけないというのはデメリットと言えばデメリットとなります。

現役合格を目指す併願プラン!

国公立大学を第一志望とする場合、いったい何校併願をするべきでしょうか。「チャレンジ校」「実力相応校」「安全圏校」を見据えて3~5校を併願するのが一般的です。先に併願校の合格を決めていれば、安心して第一志望校である国公立大学の二次試験に望むことが可能です。

私立大学への併願で学費全額免除を目指す!

私立大学の多くではセンター試験の結果によって合否を決める「センター利用入試」を採用しています。センター試験の成績により学費の全額免除や半額免除などの特待生入試としている場合も多く、センター試験を受験する力があれば十分特待生を狙えます。

短期大学から大学へのステップアップ!

希望している大学に短期大学部がある場合、3年次に大学に学内編入としてステップアップを認めている大学もあります。もちろん関連しない短期大学から大学へ、専門学校から大学への編入試験も実施されていることが多いので、入試結果次第ではステップアッププランとして情報収集しておきたいものです。

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