【沖縄県立南⾵原高等学校】沖縄県⾼⽂祭で最優秀賞を受賞

沖縄の高校力 Dream INTERVIEW
沖縄県立南⾵原高等学校 當眞 ⼤煌さん(美術部)

南風原高校3年 當眞 ⼤煌 【実績】 ●2022年 第37回 WE LOVEトンボ絵画コンクール⾼校⽣の部 ⽂部科学⼤⾂賞受賞「僕の居場所」 ●2023年 第47回 沖縄県⾼等学校総合⽂化祭 美術⼯芸部⾨ 最優秀賞「⻩昏」

「前に描いた作品を超える」ことを⽬標に描いている

⾒る⼈の感情に響く作品

絵を描き始めたのは、⼦どものころに流行っていたアニメがきっかけだったと話す當眞さん。ドラゴンボールのキャラクターをまねて描いたら「似てる!」とみんなに⾔われたのが嬉しくて、絵を描くことに力を入れるようになったという。中学校では美術部に所属し、コンクールでも好成績を残してきた當眞さん。⾼校は芸術科のある学校を志望していたが、希望が叶わず南⾵原⾼校に進学した。⼊学してしばらくはどの部活にも所属せずにいたそうだが、美術の授業中に『丸』がテーマの絵を描いたとき、作品を⾒た先⽣が「こんなに味のある丸が描ける子はそういない」と思い、當眞さんに声をかけ、美術部へ⼊部することになった。1年⽣のときに応募した『WE LOVE トンボ絵画コンクール』にて文部科学大臣賞を受賞し、2年生の時に油絵で描いた作品『黄昏』が、沖縄県高文祭で最優秀賞を受賞するという快挙を成し遂げた。當眞さんは日頃から絵の題材を探している。美術の先生と一緒に瀬長島を訪れた際、古びた車を柔らかく照らす夕日を見て、「この風景を表現したい」と思ったという。放課後や土日もひたすらキャンバスと向かい合い、1ヶ月ほどかけて細やかに描き上げた『黄昏』。哀愁を感じつつ、夕日の光に明日への希望を込めたという作品は、見る人の感情に語りかけてくるようだ。

これからも進化し描き続ける

学校でも家でも絵を描いているという當眞さんは、今年の夏、岐阜県で行われる全国高等学校総合文化祭に、沖縄代表として参加する予定だ。「絵を通じて、自分が描いた世界を人に伝えられる大切さを学んだ」という當眞さん。思うようにうまく描けなくて落ち込んだり、途中でやめたくなることもあったそうだが、絵を最後まで描き上げる決意と集中力は、並外れたものがあると感じた。當眞さんが絵を描く時に意識しているのは「常に前に描いた絵を超えること」だという。水彩画やアクリル画なども経験したが、ゆっくり乾く油絵のほうが自分に合っていると感じるそうだ。高校卒業後は県立芸大への進学を目指し、那覇の美術学院にも通っている。美術の先生によると「描くテクニックは学べば身につくが、人の心を揺さぶるものは持って生まれた才能」だという。當眞さんが持っている繊細な感性に新しい絵画の技術が加わって、さらに進化してくことだろう。「見る人が幸せな気持ちになる、感情に響く絵を描いていきたい」と語る、今後の當眞さんにも注目したい。

初対面では物静かな印象を受ける當眞さんだが、絵について語る目には、あたたかな情熱が溢れている。

キャンパスに向かい、一筆ごとに思いを込めて 描いている。

沖縄の高校力 2024 南風原高校 當眞 大煌さん(美術部)

※学年や実績など、内容は全て取材当時のものです。

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