人間共生学部共生デザイン学科の海老根秀之准教授のゼミナールに所属する高野拓海さん(4年)が、株式会社タケエイグリーンリサイクルの企業紹介動画を制作しました。
人間共生学部では、社会にある様々な課題をコミュニケーションとデザインの観点から課題解決法を探り、共生社会の実現を目指します。高野さんが所属する共生デザイン学科では、デザインに関する知識と技術を習得し、デザイン力、構想力、表現力を身につけることを目標としています。
この企画は(株)タケエイグリーンリサイクルより企業紹介動画制作のオファーがあり、2021年の6月頃より始動。高野さんは高いクオリティを求め、業務用の4Kカメラでの撮影を海老根准教授に提案したところ、8Kカメラの方が良いのではないかとのアドバイスがあり、最先端のメディア機器を開発しているアストロデザイン株式会社よりカメラを借用することに。最先端の8Kカメラでの撮影が実現しました。
撮影前に行われたレクチャーでは、基本的な操作方法やレンズの種類や取り扱いについて、メモリの取り付け方法や、撮影後の素材確認方法など、アストロデザイン(株)より本格的な指導が行われました。高野さんは初めて覗く8Kカメラのレンズ越しの世界に感動しつつも、真剣なまなざしで応えました。本格的な撮影機材に初めて触れたという高野さん。実際の撮影では、8Kカメラの高解像度でのピント合わせに苦労したそうですが、撮影時に毎度帯同していたアストロデザイン(株)より、カメラセッティングなどのアドバイスを受け複数回にわたる撮影を終えました。
高野さんは「今回は企業紹介動画の制作とのことで、シンプルにまとめることを念頭において進めました。Adobe Premiere Proを介して制作することになったのですが、自宅のPCのスペックの問題でなかなかスムーズにいかないことに苦労しました。一つの作業が反映されるのに半日、8Kという重いデータでの編集を効率化させるためのプロキシデータ作成にも半日と、大変時間のかかる作業が続きましたね。ですが、アストロデザイン(株)さんの会社見学の際に最新機器を触れた事はとても貴重な経験になりました」と作業について振り返ります。
そしてこの7月、長期間にわたり制作した動画が完成しました。
「技術が向上した実感もありますが、それ以上に一人では制作できないことを痛感しました。カメラを快く貸してくださったアストロデザインさん、この機会をくださった(株)タケエイグリーンリサイクルさん、サポートしてくださった社会連携課の職員さん、そして毎度先方と連絡を取って下さりご指導くださった海老根先生。協力してくださった皆さんがいてくださったからこそ、完成出来たプロジェクトでした。協力することや人に感謝することの大切さを再確認したような気がします」と高野さんは笑顔で話しました。
関東学院大学では今後も、学生が身につけた実力を社会に還元する機会を継続的に展開していきます。
高野さんの制作した動画は下記よりご覧頂けます。