【多摩美術大学】多摩美術大学企画、演劇系大学共同制作公演『あたらしい憲法のはなし3』を開催

オーディションで選ばれた若き才能が『あたらしい憲法のはなし』で “わたし” たちの未来をチャットする。

引用元:多摩美術大学(https://k.tamabi.ac.jp/activity/kikaku/3513362/)

9月10日~12日、都内の大学で演劇を専攻する学生と36歳以下の新進演劇人による演劇『あたらしい憲法のはなし3』の公演を、東京・池袋の東京芸術劇場で開催いたします。

『あたらしい憲法のはなし』は、日本国憲法が施行された1947年に文部省が発行した中学1年の社会科の教科書で、わずか5年で使用停止となったものです。演劇舞踊デザイン学科講師で劇作家の柴幸男は2015年、この教科書をもとに社会のルール作りを出演者たちとゼロから模索する劇『あたらしい憲法のはなし』を制作しました。

本公演はそのバトンを受け取った卒業生の演出家・西 岳が新たな脚色・演出を加えて創作したものです。若者たちが憲法について思索し、現実と理想と虚構の話し合いに挑みます。

*本公演は文化庁委託事業 令和3年度「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」に採択されています。

『あたらしい憲法のはなし3』

底本(文部省・1947)、原作(柴 幸男・2015)
脚色・演出:西 岳(19年演劇舞踊デザイン卒業)

日時:2021年9月10日(金)~ 9月12日(日)
10日18:30~、11日14:00~、18:30~、12日14:00(計4回)

会場:東京芸術劇場 シアターイースト
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分
駅地下通路2b出口直結

チケット料金:一般 3,000円、大学生 2,000円、高校生以下 1,000円 *配信 1,000円
東京芸術劇場ボックスオフィス、演劇最強論ing、ローソンチケットで販売中です。
※全席指定、前売・当日同一料金
※未就学児はご入場いただけません。
※オンデマンド配信についての詳細は、決定次第、下記公式サイトにて発表します。
『あたらしい憲法のはなし3』公式サイト

主催:文化庁・多摩美術大学
企画:多摩美術大学
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
後援:東京演劇大学連盟
(桜美林大学 玉川大学 多摩美術大学 桐朋学園芸術短期大学 日本大学)
協力:公益社団法人 日本劇団協議会
助成:公益財団法人 アサヒグループ芸術文化財団
制作:『あたらしい憲法のはなし3』制作部
東京演劇大学連盟 共同制作公演2021製作委員会
共同制作公演2021事務局

関連イベント1:アフタートーク『A Chat About Our Future』
日時:9月11日(土)18:30公演 終演後
西 岳(演出家・本学卒業生)× 野上絹代(演出家・本学卒業生、非常勤講師)× 柴 幸男(劇作家・本学講師)
MC:水谷八也

関連イベント2:シンポジウム『大学における演劇教育と演劇界~豊かな関係性の構築のために~』
日時:9月19日(日)オンライン開催
※詳細は後日、『あたらしい憲法のはなし3』公式サイトで発表します。

『あたらしい憲法のはなし』について
『あたらしい憲法のはなし』は日本国憲法が施行された1947年に文部省が発行した中学1年の社会科の教科書です。新憲法の三原則をわかりやすく語りかける教科書でしたが、わずか5年で使用停止となります。この教科書を青空文庫で読んだ劇作家の柴幸男は、社会のルール作りを出演者たちとゼロから模索する劇『あたらしい憲法のはなし』を構想します。
2015年9月19日午前2時頃、憲法違反と警告されていた安全保障関連法案が、国会で暴力的な過程を経て可決されました。同じ日の夕方、パルテノン多摩の水上ステージで憲法に思いを巡らす『あたらしい憲法のはなし』が穏やかに上演されたのです。この皮肉な偶然は、その上演、戯曲の意義を鮮やかに示す結果となりました。

演劇系大学共同制作公演について
2013年春、演劇の実技教育を有する都内の5大学が集い東京演劇大学連盟(通称:演大連)が発足しました。大学における演劇の実技教育のあり方や、社会との関わりを検証し、公共劇場とも連携しながら、研究と企画を展開しています。今回8回目を迎える共同制作公演は演大連が後援しています。いずれの回もスタッフ・キャストはオーディションによる選抜です。年度ごとの担当校が、企画立案を行っています。
多摩美術大学は、2015年度に続いて2度目の担当校です。2015年度の『カノン』(作:野田秀樹 演出:野上絹代)は熱い評価を得て、2021年8月には、東京芸術劇場主催公演版として再登場します。

文化庁委託事業「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」について
新進芸術家などが基礎や技術を磨くために必要な公演や展覧会などの実践的な研修機会を提供するとともに、創造・創作の源泉となる視野、見聞を広め、幅広い知識を得るためのワークショップ、セミナーの実施を通して、次代を担い、世界に通用する創造性豊かな芸術家などの育成を目的とするものです。今回本学が担当校として企画立案した演劇系大学共同制作公演『あたらしい憲法のはなし』は、高等教育機関と公共劇場を含む演劇界を具体的につなぐ取り組みとして、2020年、本事業に採択されました。コロナ禍のため2020年は中止を余儀なくされましたが、2021年、改めて採択されました。この間に蓄積された知見と経験を生かした公演となっています。

多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科について
演劇舞踊デザイン学科は、2014年に設置された学科です。新しい学科ですが、多摩美における演劇教育の歴史は永く、その原点には1954年に開校した多摩芸術学園・演劇学科(56年には舞台美術学科設置)があります。改組という脱皮を重ねて、今日に至ります。“今日の表現”としての演劇を創作・探究する学科の歴史が刻まれています。

関連リンク
[プレスリリース]多摩美術大学企画、演劇系大学共同制作公演『あたらしい憲法のはなし3』を開催
東京芸術劇場 本公演紹介ページ
演劇舞踊デザイン学科 紹介ページ

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