活水女子大学 沖縄出身座談会

教員として、先輩として、新入生として。異なる立場の3人にお話を聞きました。

みなさんが長崎へ来たきっかけを教えてください。

寺田先生:私は沖縄で高校を卒業して関西の大学・大学院に進み、修了後に長崎にやって来ました。そこから40年ほど長崎に住んでいます。なのでもう長崎での生活の方が長くなりました(笑)。

長堂さん:私は大学進学のタイミングで長崎へ出て来て、長崎生活4年目に突入しました。オープンキャンパスの時に偶然寺田先生にお会いして、先生から学びたいと思って活水女子大学への入学を決めました。

寺田先生:長堂さんと会ったのは本当に偶然。あの時はまさか私のゼミに来てくれることになるとは思ってもいなかったです。

長堂さん:入学して授業を受ける中で、寺田先生から学びたいという気持ちが大きくなって行ったので。ゼミ決めの時に、寺田先生がいらっしゃるかどうかドキドキしてました(笑)

新里さん:私も大学進学のために長崎に来ました。本当につい最近来たばっかりで、まだまだ慣れないことだらけですが、新しい生活にわくわくしています。

現在、力を入れていらっしゃることはありますか。

長堂さん:今年4年生になり、卒業制作を頑張っています。ヤンバルクイナをモチーフにした紅型を考えていますが、まだ少し悩み中。これまでの学びの集大成を作れればなと思っています。

寺田先生:彼女なりの表現を見つけてもらいたいですね。私は現在、琉球古刺繍について調査研究をしており、沖縄現地の方を対象にした講演活動なども行なっています。

新里さん:私は入学したばかりなので、自分にできることから頑張りたいなと思っています。特に英語を学んでおくことは、どんな道に進むにしても活きてくるので、力を入れて頑張っています。

沖縄が恋しくなることはありますか。

新里さん:まだ来たばかりだけど、すごく恋しいです。両親や沖縄の友人に電話したりして、耐えています。

長堂さん:寺田先生がいらっしゃるからかもしれないですが、あまり帰りたいとかは思わないですね。先生といると実家にいるような安心感があって(笑)。

寺田先生:そう言ってもらえると嬉しいですね。私も沖縄を出て随分になるので、さみしさを感じることはないですが、たまに沖縄へ帰ると安心しますね。

新入生の新里さん。お悩みがあるそうです…。

新里さん:お聞きしたいことがあって。

長堂さん:先輩として答えられることなら答えますよ!

新里さん:どうしても沖縄の方言で話してしまうことがあって。一旦標準語に変換してから話そうと思うとなかなかうまく話せなくて…。

長堂さん:私はあまりその辺考えたことなかったです。方言で話したとして、通じにくいことはあっても特に困らないかな。むしろ沖縄出身って分かってもらえやすくて、会話するきっかけになると思います。最初は少し恥ずかしいかもしれないけど、慣れれば大丈夫!

新里さん:早く慣れたいです…。

寺田先生:他は? 大丈夫ですか?

新里さん:あと、生活費の管理について悩んでいます。趣味などにどれくらい使っていいのかわからなくて。

長堂さん:確かに最初は悩みますよね!

寺田先生:まずは家賃や光熱費、食費など生活に関わる支出に優先順位をつけると分かりやすいかもしれませんね。

長堂さん:私は洋服が好きなので、なるべく食費を節約したりして、好きなものを買えるように頑張っていますね。

新里さん:優先順位つけてみます! 私も洋服や雑貨などが好きなので、節約できそうなところは頑張ってみます。

Profile

新里 智咲さん/Chisaki Shinzato
活水女子大学 音楽学部 音楽学科1年
今春普天間高校を卒業し、活水女子大学へ入学。新生活へ期待と不安が混じる時期の新里さん。「今日は沖縄の人と話せて少しホッとしました」

長堂 亜由美さん/Ayumi Nagadou
活水女子大学 健康生活学部 生活デザイン学科4年
コザ高校出身で活水女子大学のサッカー部でも活躍中の長堂さん。今回は沖縄県出身の在学生として参加してくれた。

寺田 貴子先生/Takako Terada
活水女子大学 健康生活学部
生活デザイン学科 特別専任教授
首里高校を卒業後に関西の大学・大学院に進み、その後長崎に移り40年。現在も活水女子大学で、琉球古刺繍の復元や調査研究に取り組んでいる。

★学校情報

活水女子大学

〒850-8515
長崎県長崎市東山手町1-50
☎095-820-6015(入試課)

GO TO SCHOOL 2021.07

関連記事

  1. イメージ

    県外進学で変わった価値観は成長の証。 心が惹かれるものに正直に、自分のやりたいデザインを見つけたい。

  2. イメージ

    私もすごく悩んだからこそ分かるこのタイミングにしかできない決断を。

  3. 国際武道大学

    “島嶼部奨学金制度”で初年度授業料が半額免除! 野球と勉強に打ち込む最高の環境があります!!

  4. やっとスタートしたキャンパスでの生活 楽しみながら、たくさん学んでいきたい。

  5. イメージ

    旅をして、いろんな世界を見てみたい。成長できそうなことには、なんでも挑戦するよ!

  6. この学校で学んだ事と、これから身に付ける知識や経験を活かして、活躍の場を広げたい!